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育成と成長。ビジネスパーソンの永遠の課題かも知れませんね。
「彼は勉強しない」
「彼女は向上心がない」
過去何度聞いたことか。いっぽうで、
「経験する機会がない」
「やらせてもらえない」
「学ぶ場がない」
こちらも、よく耳にします。ニワトリかタマゴか。いや、そういう問題なんでしょうか。
森戸さんが「深刻なマネージャー不足」について書いておられます。マネージャー、マネジメント層は、年齢で身につくモノでもありませんし、座学で身につくモノでもないわけです。
経営者としては、経験していない人をいきなりマネージャーにすることはしませんし、やる気のない人を無理矢理アサインすることもないのだと思います。
一方で、マネージャー職を目指さない若者が増えていると聞きます。いつも忙しそうで辛そうに仕事をしている上司を見て、「自分はこうなりたくない」と思うのだそうです。僕にはあまり理解できないのですが、そう思うことを否定するわけにもいきません。
では、マネージャー職が自分の部下がマネージャー職を目指したくなるように配慮しながら仕事をするのか。うーん、それも違う気がする。
業種業態は違いますが、都内にはいろいろと新しい高級ホテルが増えているのですが、マネージャークラスが圧倒的に不足しているそうです。だから、どんなに新しい高級ホテルに行っても、最初の頃はたどたどしいサービスが多い。事実、汐留にあるホテルも最初はそうでした。
マネージャーの不足。かなり根深い課題かも知れません。
くりらじEXPO2009に参加してきました。くりらじが、東京に初上陸だそうです。内容は、内輪受けっぽいものを含め、リスナーにとって面白いものに終始していた・・・と思いきや、最後にBJさんの重い言葉がありました。
「ポッドキャストは死んだとか以前に、元々浮いてもいない気がする。そして、さらに沈んでいる気さえする」
90年代はインターネットラジオなんて呼ばれ方をしていたように記憶がありますが、ポッドキャストという言葉が出てきたのは2004〜5年くらいだったですかね。どんどんポッドキャストのポータルができ、ブログも音声をアップできるようになってきました。iTunes Storeで配信できるようになったのが強かったと思います。
しかし、大きいところでは今年の4月にYahoo!ポッドキャストが終了し、それ以外にもいくつか終了したり、更新されなくなりました。どれも有償化、あるいは広告モデルを目論んでいたのでしょうが、いずれもままならず。
今日、Yanmaさんが仰有っていたのですが、ブログなどのテキスト中心のものに比べて、絶対的なデータ量が大きいわりにアクセスしづらい」。これは、iTunes Storeを経由していることでアクセスが増える一方、ポッドキャストそのものを配信している元のブログやポータルにアクセスされない、ということを指しているのかな、と感じています。iTunes Storeで配信する裏表ですね。
ブログは、僕もこうやって頻繁に更新していますが、ポッドキャストはやってみたいと思いながら、実際にはできていません。しかし、ポッドキャストを否定してしまうとラジオを含めて音声のみがダメなのか、と思ってしまいます。
個人的には、ラジオドラマも好きですし、音声ならではの想像とか、ふくらみというものもいいものだと思うんですけどね。
ちょっとどこかのタイミングで、もう一度ポッドキャストの可能性というか、あり方なんかを考える時間を持ちたいと感じた今日この頃です。
くりらじの皆さん、いい時間をご提供いただき、ありがとうございました。
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