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デジタル家電市場において、上位企業のシェアが減少しています。
2010/1/29の日本経済新聞一面の記事「デジタル家電、中下位、安値でシェア拡大、09年、薄型TVなど7品目」では、以下のように紹介されています。
---(以下、引用)---
薄型テレビやノートパソコンなどデジタル家電で、低価格を武器に上位企業のシェアを中下位メーカーが切り崩す動きが広がっている。
....薄型テレビでは東芝が割安な価格で販売を拡大して3位に浮上、首位シャープのシェアは4年ぶりに40%を下回った。
...ノートパソコンでは小型軽量で機能を絞り込んだ「ネットブック」の販売を増やした東芝や台湾エイサーの日本法人がシェアを伸ばした。エイサーは世界3位の規模を生かして部品を安く調達、国内勢より2万円程度安い価格が支持を集め5位以内に入ったもようだ。
...プリンターでも低価格な製品を多くそろえたブラザー工業や日本ヒューレット・パッカード(HP)がシェアを伸ばし、キヤノンとセイコーエプソンの2強のシェア合計は08年に比べて4・8ポイント下がった。
...デフレ経済下で消費者の価格志向は依然として強く、10年もデジタル家電の開発・生産コスト低減に向けた取り組みが加速しそうだ。
---(以上、引用)---
これは、クレイトン・クリステンセンが著書「イノベーションのジレンマ」で述べたように、デジタル家電の性能が向上し、製品の性能が、市場で消費者が求める性能を超えてしまったために起こっているのですね。
最近発表されたiPADは、一つの解決策を提示しているように思います。
アップルによると、「パソコンと携帯の中間を狙った」ということですし、アップル独自開発の半導体も使っているということですが、実際に使われている基本的な技術は、恐らくNetbookとそんなに変わりません。
一方で値段は現時点でネットブックよりやや高めです。
様々な付加価値を付けて、スペックや価格だけの競争から抜け出ています。
技術が成熟し、製品の性能が消費者が求めるレベルを超えてしまった中でも戦い続けなければならないメーカーに対して、「付加価値を付けて」「戦う場所を変える」一つの方法論を、iPADは提示しているように思います。
ただ、それが難しいのですよね。本当に。
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