« 2007年6月17日 | 2007年6月18日の投稿 |
2007年6月19日 » |
6月17日は日本IBMの創立記念日でした。
実は今年で創立70周年になります。
創立当時の日本IBMはどんな企業だったのでしょうか?
1937年6月17日、設立発起人会の会合により、日本IBMの前身である「日本ワットソン統計会計機械株式会社」の設立が決定されました。
しかし、物語はさらに14年前にさかのぼります。
1923年(大正12年)の秋、日本陶器が製造・販売する「ノリタケ・チャイナ」はアメリカ市場で大人気。
受注が殺到し、生産事務が追いつかないのが大問題になっていました。そこで機械化による事務合理化が検討されました。
そこで、日本陶器の製造担当重役が、森村ブラザースという会社を訪問しました。森村ブラザーズは、同じ森村組の系列である日本陶器の陶磁器を米国で販売することが主業務でした。
森村組は日本陶器の製造担当重役をサポートするために2人の社員を指名しました。そのうちの一人が、米国のビジネスショーでCTR社(IBMの前身)の穿孔カード式計算機を見て、その能力に驚き、採用を決めました。
しかしCTR社からは、日本ではサービスを提供できないため迷惑がかかる、という理由で、提供を断られました。
そこで、この人は、自らCTR社のサービス技術習得を申し出て、半年間、米国・エンディコットにあるCTR社の工場で研修を受け、問題を解決。
帰国間近には森村ブラザースとIBM(1924年にCTR社から社名変更)は極東での代理店契約を締結、1925年にIBMの統計機が日本陶器に設置されました。
この人が、日本IBMの事実上の創立者で、社長にもなった、水品浩さんです。
ということで、84年前のお客様の課題が、日本IBM誕生の発端でした。
設立当初より情報産業の真っ只中にいる生粋のIT企業ではありますが、実は意外と社歴は長いのですね。
悩み苦しんでいる人の相談に乗るのは、難しいことです。
私達に出来ることは、悩み苦しんでいる人の苦しみを全力で聞くことだけです。
結局、苦しい状況を心の中で消化するのは、その人自身の心の中でしかできないことなのですから。
そして、自分の心をコントロールできるのは、自分の他は誰もいないのですから。
臨床心理学者である河合隼雄さんは、自分の職業を「何もしないことに全力をあげる商売」と語っています。
この「何もしないことに全力をあげる」こと程、難しいものはありません。
ともすると、「中途半端なことをするのに、中途半端な力を出す」ということに終わってしまい勝ちです。場合によっては、これは「何もしないことに全然力を尽くさずに、何もしない」よりもよくないのですよね。
コーチングの難しさも、こんなところにあるのではないでしょうか?
« 2007年6月17日 | 2007年6月18日の投稿 |
2007年6月19日 » |