永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年6月11日

2007年6月12日の投稿

2007年6月13日 »

プロフェッショナルの世界では、「ギブ・バック」という考え方があります。

英語で書くと"give back." 

英語そのものの意味は「戻す」という意味ですが、ここでは「与えていただいたモノをお返しする」というように考えると分かりやすいかもしれません。

私達が現在あるのは、私達だけの力によるものではありません。

古くは私達を育ててくれた両親のおかげですし、学校の先生や仲間、会社の上司・同僚・目標とする先輩等がいたからこそ、現在の自分があります。

これらの人達が、私達に様々なものを与えてくれたので、今の自分があります。

しかし残念ながら、私達はこれらの人達に、与えていただいたものをそのままお返しすることはできません。

では、何もできないか、というと、そんなことはありません。与えていただいたものを、後から進んでくる人達にお返しすることが、与えてくださった方々への恩返しになるのではないでしょうか?

プロフェッショナルの世界でも、全く同じです。

私達がプロフェッショナルとして一人前に育つことができたとしたら、それは、その道の先輩やプロフェッショナル・コミュニティ等のおかげです。

従って、プロフェッショナルとして後輩やコミュニティにお返しすることは、一人のプロフェッショナルとしての義務とも言えるでしょう。

これがgive backです。

Give backを行う根底には、損得勘定抜きに、プロフェッショナルとして、この世の中や自分の所属するコミュニティがよりよいものに進化するのを手助けしたい、という想いがあります。

このような想いは常に持ち続けたいものですね。

nagai

« 2007年6月11日

2007年6月12日の投稿

2007年6月13日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ