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日本の国際化は、この10年間で急速に進展しているのではないでしょうか?
例えば相撲界。白鵬の全勝優勝で、もうすぐモンゴル出身の横綱が2人体制になります。今や外国人力士がいなくては相撲は成り立ちませんし、彼らがいるからこそ相撲が面白くなってきているように思います。
ついこの前まで小錦が外国人籍という理由だけで横綱昇格が問題になっていたのがウソのようですね。
自分の仕事をふり返ってみると、我々が日本で作った戦略やプランに対して、文化的な背景が異なる欧米やアジアの人達の視点を取り入れることで、大きく進化することが数多く経験しています。
実際、外資系でなく日本企業でも、海外の方と仕事をする機会が増えた方も、多いのではないでしょうか?
生まれ育った環境が全く異なる人達と交流することで、我々が全く気が付かなかった視点を教えてもらうことができ、人間としてより大きく成長できますし、一緒に作るモノ(仕事や作品)はよりよいものになってきます。
イノベーションを生むためのキーワードに「多様化」や「グローバライゼーション」が入っているのも、このような理由だと思います。
一方で、気になることがあります。
最近、日本社会で「異質に感じるモノ」を排除しようとする動きがより強まっているように思います。
例えば、学校を中心に、最近ますます問題が深刻になっているイジメは、自分達と異なって見える人に対する想像力や理解力の欠如から生まれるのではないでしょうか?
当初は一見、異質に見えても、勇気を出してお互いに理解を深め合うことで、お互いに得るものは非常に大きい筈です。
さて、先週、ウチの合唱団に初めて海外から来た方が入団しました。
韓国から日本に来て1年間。日本語はまだ勉強中ということですが、とても流暢な日本語を話されます。音楽的な感性も、我々が学ぶべき点を多く持っておられるように感じました。
今まで日本人メンバーだけだったウチの合唱団が、大きく成長する機会をいただいたように思います。
多様化・グローバライゼーションを通じた飛躍を、是非ウチの合唱団でも実践したいですね。
ロイターが伝えるところによると、5/24、コスタリカが、今後20年間で温暖化ガス排出量を差し引きでゼロにする方針を表明したそうです。
火力発電所を全廃する一方で、植林を進め二酸化炭素の排出と吸収を均衡させるとのこと。
国土の四分の一以上を国立公園や生物保護区とし、既に発電の78%を水力、18%を風力や地熱で賄い、ガソリンへの課税強化を財源に、1997年から植林を実施した地主に補助金を支給しているとのこと。
環境が整い、かつ適正な規模の国家だからこそ、真っ先にこのような対応が可能なのでしょうね。
このようなモデルは、日本でも是非参考にしたいものです。
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