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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年5月14日

2007年5月15日の投稿

2007年5月16日 »

先日、「面接で相手の人の力が分かる、2つの質問」というエントリーを書いたところ、各種ソーシアル・ブックマークに多数の登録いただきました。

この質問とは、

質問1:あなたは、あなたのプロフェッション(*)とは、どのようなものだと考えますか?

質問2:あなたの業務分野について、これから3年間のあなた自身が考える戦略を教えてください。

(*)....セールスや、マーケティング、エンジニア等の職種のこと

というものでした。

一方で、ソーシアル・ブックマークで「新卒にはこの質問は難しいのでは」というコメントもいただきました。

確かに、この質問は仕事を通じて得たものを尋ねていますので、新卒の方に同じ質問をするのは適切ではありませんね。

ということで、新卒向けバージョンを考えてみました。

 

まず、この質問の本質は「普段からどのような問題意識を持ってモノゴトを行っているか?」ということを問うている点にあります。

つまり、現在又は過去、自分が行ったことについて、どのような問題意識を持って行ってきたかを考えてみると、よいのではないでしょうか?

例えば、私は採用面接の際に、「学生時代に取り組んだこと」について回答をいただいた上で、以下を質問することがあります。

質問1B:あなたは、そのこと(学生時代に取り組んだこと)を通じて何を学びましたか?

質問2B:あなたは、そこで学んだことを、新しい仕事でどのように活かそうと考えていますか?

これも難しい質問です。しかし、大学の4年間の経験を通じて得られたことは、きっと何かある筈です。

私が大学4年生の頃をふりかえって同じ質問をされた場合は、以下のようになると思います。

学生時代に取り組んだこと
3年生まで写真活動を活発に行い、その延長で4年生の時は卒業アルバム編集長を担当。就職活動や研究活動で多忙な合間に、280ページの卒業アルバムの企画、撮影、編集、制作を並列にこなした。

質問1:何を学んだか?
(1)限られた時間内で様々な仕事を同時に進めるタイム・マネージメント力を身に付けた
(2)総予算2000万円規模のプロジェクトを黒字で期限内に仕上げるプロジェクト・マネージメント力を身に付けた
(3)不特定多数の人々(卒業アルバムの対象である4年生)に対し、集合写真撮影や卒業アルバム購入などの対応を確実に行ってもらえるようなガイダンスを行えるようになった

質問2:どのように新しい仕事に活かすか?
上記で学んだことは、恐らく会社の中でプロジェクトを進める上でも重要な要素である。より大きなプロジェクトを責任を持って担当し、成功させたい

実際、「学生時代に何に取り組んだか?」については、ちゃんとした答えが返ってくることが多いのですが、「それではそこから何を学んだのか?」という質問に対しては、口ごもってしまう方が多いようです。

従って、この質問に対して回答するためには、自分が経験したことを一回自分の中で消化し、自分の中での意味を再整理するプロセスを行う必要があります。

さらに、「どのように新しい仕事に活かすか?」については、自分自身の将来プランを構築しておく必要があります。

自分でじっくり「学生だったこの4年間で、自分は何を得られたか?」「その経験をどのように活かしたいのか?」を時間をかけて考えることは、将来の進路を決める上でも大きな価値があると思います。

 

関連リンク:「面接で相手の人の力が分かる、2つの質問」

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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