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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年4月8日

2007年4月9日の投稿

2007年4月10日 »

新プロジェクトを企画・実行するためにチームを立ち上げて、ブレイン・ストーミングを繰り返しても、なかなか斬新でいいアイディアが出てこない、

そんな経験、皆さんお持ちだと思います。実は私も、目下、勤務先の某プロジェクトで苦しんでいる最中だったりしていますが。

こんな時、皆様はどのようになさっているのでしょうか?

現状分析をした上で、市場の満たされていないニーズを解決するためのアイディアを皆で出し合っても、すぐアイディアが煮詰まります。

そもそも簡単に考え付くアイディアは既に誰かがやっていたり、斬新なアイディアは実行が極端に難しかったりするのです。

例えば後者の例で、第二次大戦中にドイツ軍のUボート(潜水艦)による輸送船への攻撃に悩まされた連合軍の話を昔聞いたことがあります。

--------

将軍がアイディアを出しました。「そうだ、海水を沸騰させればいい!!」

部下が尋ねました。「なるほど。さすが将軍です。で、どのように沸騰させるのでしょうか?」

将軍は当然といった顔で、「方針を決めるのは私の仕事。その実行方法を考えるのはキミ達の仕事だ」

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ということで、この将軍のアイディアは残念ながら実現しなかったそうです。狭いUボートの艦内で茹で上がってしまう事態を避けられたドイツ軍人達にとっては、幸いだったかもしれませんが。(尚、うろ覚えなので一部間違っているかもしれません)

それはともかく。

「なかなか新しいアイディアが思い付かない」ということは、競合相手もなかなか思い付かない、という状況の裏返しでもあり、実はチャンスなのです。より深く考えた方が勝ちます。従ってここは知恵の出しどころです。

私は、チーム内で徹底的に議論を詰めてこれ以上の意見はもう出ない、という状況まで持って行った上で、自分達のチーム以外のメンバーの意見を聞いてみる、という方法が、結構現実的な解決策なのではないかと思います。

事前に、自分達で徹底的に理詰めで考えた末にこれを行うのがカギです。これにより、他メンバーの意見を受け入れる感度が極めて鋭敏になります。

個人の発想法でも、自分で徹底的に考えた末に、一旦それを忘れて別のことをやっている間に、潜在意識が考えを整理してくれて、解決策を思いつく、という方法があります。

同じことをチーム全体の潜在意識を活用できるようなイメージに拡大したもの、ともいえるかもしれませんね。

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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