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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2007年3月29日

2007年3月31日の投稿

2007年4月1日 »

本日(2007/3/31)のNIKKEIプラス1で、「流行現象がまだ兆しの段階だと、その表現が定まっていない」例がいくつか紹介されていました。

例えば、同紙が、菓子メーカーとレコード会社の組合せによる流行発信の「コラボレーション」について2000年11月の時点で「異色タッグ」と紹介したり、駅構内の飲食店店舗「駅ナカ」も初期には「改札内グルメ」ほど浸透していなかったケースが紹介されています。

このように市場の名前が定まっていない段階は、市場がこれから立ち上がろうとしている段階であり、新規参入のチャンスといえます。

逆にその市場の名前が決まっている時点では、その市場は既にある程度の大きさになっており、固定顧客も存在しています。

このような既に認知されている市場に参入することは、一見リスクが少ないように見えますが、その市場でリーダー企業となることは困難です。

固定顧客が存在している状況で参入しても、既に同じ市場でリーダーの地位を確立している経験豊富なライバル企業が存在しているからです。

調査会社がその市場サイズ等の市場レポートが出ていたりする段階は、これに輪をかけて出遅れていることを示す証になります。

このことから考えると、市場データを元に市場に参入するかどうかを判断するというのは、あまり意味がなく、むしろ完全に手遅れ、ということになります。(但し、参入済の企業にとっては、市場データは今後のビジネスを把握する上で貴重な情報を提供してくれます)

やはり、市場に参入するかどうかを検討すべき段階は、その市場そのものに名前が定まっていない時点ということですが、その市場が成長するかどうかは未知数です。

従って、経営の観点では、新規市場参入の回数を体力のある範囲でこなせることが大切であり、これによって将来の収益源を確保することができます。

つまり、そのような市場の萌芽に気が付いたらすぐに参入でき、かつ小さな投資で始められる体制整備が必要になるます。

一方で、出遅れ組にもチャンスはあり得ます。市場の状況が大きく変わる段階です。

例えば、ガートナーのハイプカーブで言うところの、市場の過度な期待が収まって幻滅期に入る段階は、お客様のニーズが変わり、ゲームルールが変わるタイミングでもありますので、新規参入組にとっては先行企業の事例を十分に学び、新しいルールに沿ってで参入できる、という意味で、大きなチャンスです。

但し、このタイミングで、新規参入企業がリーダー企業と同じことをやっていては意味がないことは、言うまでもありません。

nagai

私の社内の職位は、英語名でICP Marketing Manager Advancedです。

多分、IBM関係者以外の人にとっては、何のことか全然分からないですよね。

ICPとはIBM Certified Professionalの略です。IBMのプロフェッショナル制度としては、スペシャリストの上位に位置する職位であり、様々な厳しい審査の上で認定されます。IBMでは、最終的には役員と同等レベルまでのキャリアパスが用意されています。

単なる資格ではなく、認定されると職位も上がります。ちなみに私の場合は、一般的な企業では「担当部長」と称されるポジションにあります。 尚、プロフェッショナル職位であり、ライン職位ではないので、人事上の部下はいません。基本的に自分の仕事は全て一人で行います。

私は2004年年末に認定され、2005年1月1日付けで現在の職位になりました。

認定後2年3ヶ月が経ちましたが、認定されて変わらないことと、変わったことがあります。

まず変わらないこと。職位は上がりましたが、認定直前と直後では、担当している仕事内容はあまり変わりませんでした。

これは、認定審査される時点で、認定されるに値する仕事をしており、かつ成果を出していることが前提になりますので、当然かもしれません。これがラインとしての職位が上がる場合は、部下が一気に増えたりするので、仕事内容は大きく変わるかもしれませんね。

変わったことは、自分の日々の仕事に対する意識です。ICPとして、現在の仕事の意味づけや位置づけ、会社から期待されているアウトプットは何か、等を、一つ一つの仕事についてより深く考えるようになりました。

認定されてから3年後に再認定がある、というのも、このように考えるようになった一つの理由です。

再認定の際には、ICP認定後、ICPとしてどのような仕事を行ってきたかを審査されます。もし仕事の成果がICPに相応しくないものであれば、ICPを剥奪され、その結果降格されます。つまり、給与も下がります。 このため、常に緊張感をもって仕事に臨むことになります。

現在担当している仕事が、市場状況等の外部要因が原因で当初から変わり、ICPに見合った成果が上げられない場合は、ICPとして期待される本来の力を発揮できる仕事に異動することも必要になります。

ということで、私の再認定は今年の年末です。来年もICPとして自己紹介できるように、精進したいと思います。

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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