永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2006年11月15日

2006年11月16日の投稿

2006年11月18日 »

昨日に引き続き、グローバル・コミュニケーションです。

時々、私のブログに「■ ■ ■ ■」の行を入れています。よく見ていただくと分かると思いますが、この行があるエントリーでは、この行が合計3つあります。

実は、「起」「承」「転」「結」に相当するそれぞれの部分の切れ目に、「■ ■ ■ ■」を入れています。これにより若干でも読みやすくなればと、思っています。

議論や交渉で、「起承転結」それぞれの役割を考えると、

起...導入部。問題提起と定義。

承...「起」を受けた分析。またはより深く掘り下げた調査。結論に向かってのアクション。

転...「起承」の流れを離れて、もう少し広い観点で見るとどうなるかの確認。論理の整合性のチェック。

結...「起承転」を受けての結論。

ということになると思います。(尚、私がブログで書いているエントリーは、自由度を持たせるために必ずしもこの流れになっていません。「転」が「承」の一部に入っていたり、「転」の位置に「承」があったりしています)

ただ、米国人にこの起承転結で話すと、「起承」までは受け入れてくれるのですが、「転」の部分に入ると急に分からなくなることが多いように思います。

「起承までのロジックは分かるけれど、何で急に今までのロジックが変わるの?」という戸惑いがあるように感じます。

そこで、論理をより単純化し、「転」を省略して「結」の話をすると、割とすんなり納得してくれます。(但し、先に述べたように「承」の一部に「転」に相当するロジックがあったりするので、単純に「転」を全部カットするわけではありませんが)

つまり、米国人相手に交渉する場合、「起承転結」で話すよりも「起承結」の方が分かりやすい、ということです。

一般的に、日本人は思考のプロセスを全て見せようとし、見る人もそのプロセスが分かると安心して納得するようなところがあります。

これに対して、米国人は、ロジックの整合性とその結果により興味を持ち、そのような結論に至ったプロセスにはあまり興味がないようです。

米国人と交渉する際、このようなことを考慮し、日本のロジックを組み替える必要があります。

尚、これは日本人と米国人の平均値を比較した場合ですので、言うまでもなく「起承転結」の論理を好む米国人も存在します。

nagai

« 2006年11月15日

2006年11月16日の投稿

2006年11月18日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ