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マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2006年9月1日

2006年9月2日の投稿

2006年9月3日 »

写真集というのは、非常に寿命が短い商品です。書店の棚のスペースが小さいところへ、毎月新しい写真集が次々と出されるというロングテールの典型的な商品だったので、今までは仕方ないところかもしれません。

しかし、小学館が出版している「Peace - ウインダム・ヒル写真集」は、20年以上前に出版され、今でも販売されています。(ただ、Amazonでも新品在庫がないようなので、さすがに入手困難になりつつあるかもしれません)

ウィンダム・ヒルは、1976年に60名の若者が5$づつ持ち寄り資本金300$で設立されたレコード会社で、「自然と人間の調和」を統一ポリシーとしています。

この写真集はその活動と連動したもので、様々な写真家が様々な場所で撮影した自然の景色93作品掲載されています。著名になる前の竹内敏信氏、水越武氏、宮嶋康彦氏等の作品もあります。場所も日光、アルプス、ヨセミテ、ペルー、アラスカ等、世界中に渡っています。

20代の頃、掲載されている写真の美しさに感動して購入したものですが、今でも全く色褪せていません。

現在、書店の写真集コーナーでは、この写真集と同じく正方形スタイルで60-100ページ程度の風景写真集が多く陳列されていますが、この写真集はそれらの原型と言えるかもしれません。 しかしながら、改めて眺めて見てみると、最近のこの手の写真集とは明確に違う、非常に高レベルの作品ばかりです。

一般的に、複数の写真家による写真集はメッセージが拡散し、散漫になり勝ちですが、この写真集は極めて高品質です。

何故、この写真集はこのように高品質なのでしょうか?

私は、この写真集が、「自然と人間の調和」という明確な信条・思想・意思を持っていることが最大の理由と思います。

このような様々な撮影者・被写体から構成されているにも関わらず、しっかりとした思想をベースに、的確なセレクションが行われているからこそ、心に訴えるメッセージを20年間も放ち続けているのでしょう。

廃刊される写真集が非常に多い中、20年間続けて販売していること自体、この写真集の高い評価を反映しています。

また、姉妹本として「Love」というタイトルの写真集もあります。こちらも素晴らしい出来です。

ウィンダム・ヒルは多くの音楽CDを出しています。彼らの音楽を聴きながらこの写真集を眺めるのもいいかもしれません。

nagai

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永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

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