永井孝尚のMM21:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 永井孝尚のMM21

マーケティングとは? グローバル化とは? ライフワークとは? 一緒に考えてみましょう

« 2006年5月14日

2006年5月17日の投稿

2006年5月18日 »

クレイトン・クリステンセンは、「イノベーションのジレンマ」で、

「(業界リーダーの座を失った優良経営企業は)...顧客の意見に耳を傾け、顧客の求める製品を増産し、改良するために新技術に積極的に投資したからこそ、市場の動向を注意深く調査し、システマティックに最も収益率の高そうなイノベーションに投資したからこそ、リーダーの座を失ったのだ」

と語り、資金・人材・資源等多くの面で有利な立場にある有力企業が、破壊的イノベーションを持って参入してきた新規参入企業に敗れる理由を様々な観点で探っています。

さらに、有力企業が成長を続けるために、いかにして破壊的イノベーションに対処すべきかも述べています。

市場調査は過去のある時点における市場のスナップショットは提示してくれますが、市場の将来は必ずしも過去・現在から線形で繋がっている訳ではありません。破壊的イノベーションにより、市場には大きな断層が生まれます。

従って、現在の市場を理解するだけでなく、将来への洞察力も必要です。

その観点では、ヘンリー・ミンツバーグが述べた『戦略思考の「視点」』

  • 前を見る
  • 後ろを見る
  • 上から見る
  • 下を見る
  • 横を見る
  • 見越す
  • 最後に全体を通して見る

は、マーケティング・マネージャーに対して極めて重要な示唆を与えていると思います。

勝海舟は、幕末動乱期の諸藩興亡を見て「忠義の士、国を潰す」と 語ったそうです。

ある場面では、マーケティング・マネージャーは敢えて信念をもって「嫌われる」役割を負うことも必要なのでしょう。(自戒もこめて)

nagai

« 2006年5月14日

2006年5月17日の投稿

2006年5月18日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

永井孝尚

永井孝尚

オフィス永井代表。 著書「100円のコーラを1000円で売る方法」シリーズ(中経出版)、他。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
mm21
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ