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「インクカートリッジ特許訴訟 再生品業者が勝訴」という見出しがあったので、キヤノンのインク・カートリッジ訴訟における「インクの詰め替えはカートリッジの生産にあたる」という判例(参照過去エントリー)が覆されたのかとびっくりして記事を読んだら、今回の原告であるエプソンの特許が新規性を欠き無効(よって、特許侵害訴訟も敗訴)というお話しでた。
キヤノンもこの再生カートリッジ業者に販売停止を求めているようですが、先の(別の再生カートリッジ業者に対する)勝訴がありますので、相当有利でしょう。特許のあるなしが、再生品カートリッジ・ビジネスを禁止できるかできないかの分かれ道になってしまったということです。とは言え、エプソンの方が再生カートリッジが使えてトータルコストでお得ということでエプソンのプリンターを選ぶユーザーが増えてしまい、エプソンの負けるが勝ち状態になってしまうかもしれませんね。
ユニバーサル・ミュージックが2つの動画共有サイトを訴えたという記事(英文)。その中には、先日、ソニー・ピクチャーズが買収したばかりのグルーパー(Grouper Network)も含まれています。
賠償額は1本当たり15万ドル(この辺が相場なのでしょうか?)で、対象ビデオは数千本に及ぶとされていますので、総賠償額は数百億円規模ということになります。ソニー・ピクチャーズに買収されてから訴えるというのも、YouTubeのケースと同じく「ブタは太らせてから食え」戦略なのでしょうね。
Google/YouTubeの場合には、コンテンツ企業側としても、これだけ人が集まるチャネルをつぶしてしまってはもったいない、うまく和解して、自分のコントロール下に置きたいという意向が働くと思いますが、このケースではライバルのコンテンツ企業がオーナーですから、容赦なくつぶしにかかるのではないでしょうか。
そもそも、動画共有サイトでダントツの利用率を誇るYouTube(「ゴリラ」候補、少なくとも「キング」)をリスクを取って買収するのはわかります。しかし、それほど有名でもないGrouper(アクセス数はYouTuybeの40分の1)を著作権訴訟のリスクを取ってまで買収する意味があったのでしょうか?ソニー・ピクチャーズは判断(「YouTubeは買えないから、Grouperでも買っとくか」)を誤ったのではと思えます。
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