正月に書いたエントリーにおいて、2/16に開催される戦略的データ活用セミナーで私の訳書『戦略的データ活用』が無料でもらえると書いていましたが、今、イベントの公式サイトを確認にいったら進呈ではなく特別割引販売になってました。おわびして訂正します(元エントリーの方はもう直っています)。まあ、よく考えたら出たばかりの本(しかもスポンサー付ではないし、電子書籍でもない)を無料で配ってもあまり意味がないので当然とも言えます。どうもすみませんでした。
私の翻訳による「戦略的データマネジメント」が2月18日に翔泳社より出版されます。現在Amazonで予約受付中です。原本は米国のデータ戦略専門家Thomas C Redman氏がHarvard Business School Pressから出した“Data Driven”です。”Data Driven”は米Amazonにおいてほぼ満点(5点評価×25人、4点評価×2人)という高い評価を得ています。本書のポイントは、元の出版元がHarvard ”Business” School Pressであるという点でしょう。つまり、テクノロジーの本ではなく、あくまでもビジネス側の視点からデータについて論じた本です。データベースだとかBIツールなどの話はほとんどでてきません。
著者のThomas C Redman氏は、AT&Tベル研時代から組織のデータ戦略についての現場経験を30年以上積んできているベテランコンサルタントです。現場経験豊富でなければ書けない目から鱗の話が満載です(私も結構勉強になりました)。

こういう人です(なんとなく自分にキャラが似ている気が(笑))。
正直、ビジネス向けとは言え、企業ITの知識がまったくない方が読むのはちょっとしんどい気もします。ビジネス的視点を強めたいITコンサルタント の方、ビジネス側ユーザーに向けて自社ソリューションの価値をアピールしたいマーケティングの方などに向いていると思います。ゴリゴリのエンジニアの方も ほとんどテクノロジー的な話が出てこない点を覚悟しておけば(笑)、おもしろく読めるのではと思います。
日本では、データ管理テクノロジーやデータ分析テクノロジー関連の書籍は多数ありますが、データ戦略そのものに関する本はあまりないと思いますので貴重な存在ではと思います。是非ご一読下さい。
なお、今まで翻訳書はぜんぶ翔泳社から出してきてますし、今後も継続的に出していく予定ですが、私は別に翔泳社専属というわけではありませんので他の出版社の方も翻訳のご用命がありましたらよろしくお願いします。仕事速いです(本気出せば(笑))。
メキキという日本の小規模企業がSNSに関する特許侵害に関して米国でfacebookと係争中というニュースが 伝えられています。米国の小規模企業が米国や日本の大手企業を特許侵害で訴えるというパターンはありますが、日本側から攻めるパターンは珍しいのではないかと思います。なお、メキキはいわゆる「パテントトロール」ではなくちゃんと自社で会員制のSNSを運営しています。賢明にもサービス開始に伴い基本特許を 日米で取得していたというわけです。実は、私も微妙に利害関係者なのでブログ上では特許の内容自身についてコメントできませんが、米国の大手法律事務所ク イン・エマニュエル法律事務所が成功報酬型で受任してくれたということから、少なくとも(たまにある)アホみたいな特許ではないと言えると思います。
特許制度(特に、ソフトウェア特許)については批判の声が聞かれることがありますが、このようにアイデアひとつで小規模企業が大企業 (facebookの企業価値は約6兆円と言われています)と対等に勝負できるという点では意義がある制度だと思います(自分では発明を実施せず訴訟だけにフォーカスするようなパテントトロールについては議論の余地がありますが)。
小規模企業の立場から言えば、既に良いアイデアがあるのならば、それを特許化する費用はそれほどでもありません。特許庁料金と弁理士費用合わせても100万円行かないくらいです(海外にも出願するともう少しかかります)。そして、うまくいけば大規模企業と対等に渡り合える根拠となる独占権が得られま す。万一、特許権が取得できなくても特に失うものはありません(料金が無駄になるだけです)。ある意味、ローリスクハイリターンの投資と言ってよいのでは ないでしょうか?
ベンチャー企業の方で斬新なサービスを始めようと思っている方は、ついでに特許取得を検討してみるのも良いと思います。なお、サービスを実際に始めてしまった後から出願しても特許権を取得することはできません(たまに勘違いしている人がいますが、出願人自身が実施したことによっても新規性は失われます)。また、 当然ながら特許を取得するためには、今までにない技術的アイデアであることが求められます。たとえば、「個人向けの税金計算サービスをSaaSで提供する のは当社が初めてである」としても、既にあるアプリケーション・ソフトウェアの機能をSaaSで提供すること自体には技術的なアイデアとしての新規性はありませんので、それだけでは特許権取得は不可能です。私も、最近、特許出願のご相談を受けるケースが増えていますが、この基本的条件が満足されていないケースが多いです。
なお、特にソフトウェア関連特許の場合先行技術の調査が結構大変なことが多いですが、その点、テックバイザーはソフトウェアやITのドメイン知識はバッチリですので安く早く結論が出せることが多いです(その一例)。最後は宣伝みたい(というか宣伝)になってどうもすみません。
独立してからもう5年目に突入してます。今まで仕事の流れがほとんど途切れることなく順調にやって来られたのはありがたい限りです。
一般に、フリーランスでやっていく上で最大の課題は営業力ではないかと思います。いくらデリバリ能力があっても仕事のパイプラインが埋められないと厳しい状態になります。かと言って専任営業担当を雇うというのは固定費の点で難しいところがあります(弊社では、社外の方に仕事をご紹介いただいて成約に結びついた場合にはコミッションをお支払いするようにしていますが)。
ここで強力な味方となるのが言うまでもなくブログを初めとするソーシャル・メディアです。自分の場合も退職前にブログの世界でそれなりのプレゼンスを確保できたと感じたからこそ独立への踏ん切りがつけられたと言えるでしょう。はっきり言ってしまうと、現在、大企業に所属している人でソーシャル・メディアをうまく使いこなせていないと思う人は、ずっとそのまま大企業の世界に所属し続けていた方がよいと思います。
ソーシャルメディアにも選択肢が増えてきており、どう使いこなすかが課題となりつつあります。私としては、基本的に以下のように使い分けていこうと思います。
ブログ
当然ながらテックバイザー公式ブログとITmediaオルタナブログは継続していきます(基本的に後者が前者のミラーコピーという位置づけ)。昨年後半は更新が滞り気味だったので、今年はもう少しまじめに書く予定。また、元々はテックバイザーの公式サイトはコミュニティサイト化して、レポートのダウンロードやメルマガを提供する予定だったのですが、全然出来てないですね。時間があれば何とかしたいと思います。
twitter
昨年、あまりブログを書けなかった理由のひとつとして多忙だったことに加えてtwitterばっかりやっていたという点があるかもしれません。やはり、twitterの圧倒的な「敷居の低さ」は魅力です。わりとどーでもよい話ばかりつぶやいていますが、「どーでもよい話」:「シリアスな仕事の話」=80%:20%くらいで維持していきたいと思います(たぶん、ブログだとこの比が逆転して20%:80%くらいでしょうか)。こういうソーシャルメディア別のシリアス度の使い分けは結構重要だと思います。たとえば現実世界のセールスマン方だって常に仕事の話をしているわけではありません。世間話も重要なコミュニケーションの一部です。カジュアルなお付き合いとシリアスなビジネスの話のバランスをどう取るかというのはソーシャル・メディアでも人対人の直接的なコミュニケーションでも同じだと思います。
LinkedIn
LinkedInはオンライン履歴書みたいな静的サイトと位置づけています。LinkedInをサーチされたことでもらった仕事もいくつかありまし
た。単に情報を書いておけば勝手に仕事がやってくるのですからこんなに効率的な営業ツールはないですね。特に、普段まったくお付き合いがないセグメントのお客様(たとえば、外資金融)からコンタクトをいただけるのはありがたいという他はありません。なお、コネクションは歓迎です(ただし、実際に面識のある方、仕事を一緒にしたことがある方のみお願いします)。
facebook
このブログでも何回か書いているように、米国ではfacebookはビジネスマンの間においてもほぼ常識化しつつあるようです。一応、自分もアカウント持っていますが、いまひとつ使い方がよくわかりません(というより、twitterに加えてfacebookまでやり出すと時間がなくなってしまいます)。フレンドリクエストいただければお答えしますが、実際には休眠状態です。
mixi
mixiは完全に趣味用と位置づけています(個人ブログを外部ブログとして使ってます)。個人的な話ですが今年はジャズ演奏関係に力を入れていきたいのでもう少しヘビーに使っていくかも。
myspace
myspaceもアカウントは持ってますが全然使ってません。今でも音楽系はmyspaceという傾向があると思う(facebookへの流出が続いているようですが)ので音楽系(ジャズ、および、初音ミク打ち込み系)で使っていくかもしれません。
上記以外のソーシャルメディア系サイト(たとえば、tumblr、flickrなど)は、もう全然時間がなくまったく使いこなせていません(このあたりがデジタルネイティブではないつらさでしょうか)。
もちろん、従来型メディア(Web媒体、印刷媒体、書籍)での情報発信も続けていきます。要は使い分けです。
2009年はいろいろとお世話になりました。ちょっと闇雲に仕事入れすぎでバタバタした年でしたね(ブログもあまり書けませんでした)。2010年はもう少しフォーカスを定めてやっていきたいと思います。
さて、今のところ決まっている仕事の中でオープンにできるものをお知らせしておきます
1月21日(木) オープンソリューション研究会(OSRC)のイベントで話します
昨年、一昨年は基調講演をしてきましたが、今年はデジタルネイティブとソーシャル・コンピューティングにフォーカスし た話をします。拙訳『デジタルネイティブが世界を変える』の内容を日本の状況に当てはめて分析しつつ、twitterを初めとするソーシャル・コンピューティングの日本における将来について考えていきたいと思います。なお、これはOSRC会員企業向けのセミナーなので既に会員企業の方は是非。会員企業でな い方はこの機会に是非ご検討されてはいかがでしょうか?詳細はこちら
2月16日(火) 翔泳社主催 『戦略的データ活用セミナー~ビジネス価値に結びつけるデータ活用・分析~』で特別講演します
詳細はこちら。 私はデータ管理とかデータ品質等のかなりファンダメンタルな話をします。実は、今、Harvard Business School Pressから出ているデータ戦略関連の書籍を翻訳しているのですが、このセミナーでアンケートに答えるとその本がもらえるようです。ということは今やっている翻訳作業は絶対に遅れが許されないことになりますね(笑)。なお、twitterにてそろそろ写真を変えたらとつぶやかれてしまった(笑)ので、正月明けに写真館に行くことにいたします。
2月18日(木) 翔泳社主催 デベロッパーサミット2010でクラウドのお話しをします(予定)
私は開発現場から抜けてもう10年以上経ってしまっているのでデブサミはやや外様感があるのですががんばります。クラウドにまつわるメガトレンド、4大クラウド事業者の戦略分析、デベロッパーとしての心構えみたいな話をする予定。
3月5日(金) 日本テラデータ主催 Teradata Universeで話します
詳細はこちら。情報爆発に打ち勝つデータウェアハウス戦略のような話をする予定です。たとえば、HadoopとRDBMSの連係の話等々。
それから、これはオープンではないですが、金沢工業大学大学院虎ノ門校でIT要論と知財特論(特許中心)の2コマを担当することになりました。これまたしんどい(笑)。
ということで、2010年のフォーカス分野は
- クラウド
- ソーシャル・コンピューティング
- データマネジメント
- 知財(特許・商標中心)
に加えて翻訳関係という感じになりそうです。まあ今後の仕事の状況次第でどうなるかわかりませんが。
本年もよろしくお願いいたします。
もう明日ですが、11/26にTeradata User Group Japanのミーティングで話します。Teradataユーザーのみ、かつ、申し込み締め切りは過ぎていますが一応告知しておきます。詳細はこちら。
12/2(水)に開催されるインフォマティカ・ジャパン主催セミナーにおいて、「パネルディスカッション:先進のデータ統合プロジェクトに際し、情報システム部門は何を考えるべきか」にパネリストして登壇します。詳細はこちら。
12/4(金)に開催される富士通とサンマイクロシステムズ共同開催のセミナー「クラウド・ソリューションセミナー(SSO,ID管理)クラウド・コンピューティング時代に要求される「広域」シングルサインオン・ID管理の最先端テクノロジー」において基調講演します。詳細はこちら。
10月に東京で行なわれたDreamForceの会場でCMOのKendall Collins氏にインタビューした時に話題に出た、自分自身でSales Cloudを活用しているというChester Frenchというポップデュオですが、なんと、今日の記者向け事例発表ランチオン・ミーティングに登場しました。
「プロになると決めた時にメジャーレーベルからも声がかかったが、メジャーレーベルと契約しても成功できるバンドは2%に過ぎない。であればレーベルに任せず自分たちでプロモーションするという道を取った。音楽ビジネスはきわめてソーシャルなものだし、ファンとのリレーション管理も重要、しかし、CRMという要素はミュージシャンの世界ではほとんど顧みられてこなかった。このギャップをSales Cloudで埋められると思っている」とのことです。
その2:
会場のモスコーニセンターに行く途中の道でベンダーがプラカードを掲げてたり、チラシを配っていることがよくあります。この人たち、ベニオフの書いた本”Behind the Cloud”の宣伝かと思ったら違いました。”Behind the Smoke Screen: Salesforce.comは1999年のテクノロジーを10年後になっても売り続けている”と書いてあります。Who are You?と単刀直入に聞いたら”We are SugarCRM”ということでしたw 「Salesforceにデータを預けてロックインされるのではなく、SugarCRMを使ってデータを解放しよう」というチラシを配っています。 Salesforce.com社員に見つかったら一悶着ありそうです。まあ、しかし、こういう形で各ベンダーが明確な主張を行なって競合していくことが結 局ユーザーのためになるのですけどね。
参考)ベニオフの著書の表紙
その3:
展示会会場にあったテスラロードスター(アンケート書くと抽選で1日試乗ができるというこちらではよくあるタイアップ企画)。カッコイイですなあ。日本の自動車メーカーももっとこういう夢のある車を作って欲しいです。
その4:
基調講演前にバンド演奏に合わせて踊り狂うSaaSyとChatty。開始が30分くらい押したので大変だったと思います。
その5:
大画面にたとえば”Will Your Company Use Chatter?”というような質問が表示され、Twitter経由で寄せられた回答がリアルタイムで表示されていきます。まったくフィルターしてないんでしょうかね?
その6:
Chatterの機能を反映した会場内の垂れ幕。アプリケーションが「案件がマネージメントにエスカレーションされました」と言うと、女性管理職「柔軟な価格設定をしていい?」、その上司「承認した。一緒に問題を解決しよう」という感じ。こんな簡単にことが運ぶ会社なら楽ですねw(ま、あくまでイ メージですので)。
こちらは「プロジェクト予算超過なう」という感じでしょうかw
※ 本記事はテックバイザージェイピー公式ブログ「栗ブログ」からの転載です
Salesforce.com社Marketing EVPのGeogre Hu氏にインタビューしました。以下、抜粋です。
Chatterなどのソーシャル・コンピューティングの普及により電子メールはなくなると思われますか?:
「近い将来になくなることはないと思いますが、メールからソーシャル・メディアへの移行は必然的な流れだと思います。若い世代はtwitterや facebookを好んでおり、ほとんどメールを使わない人がいます。企業内の応用で考えてみても、たとえば当社CEOのMarkに一般社員がメールを送 るのは躊躇するでしょう。しかし、たとえば、Markが重要顧客担当者のChatterをフォローしてその動きを知るのは容易にできます。明らかに、ソー シャル・メディアはメールと比較して企業内の情報伝達を効率化します。」
Chatterは企業の全社員が使うことを想定しているのですか?:
「はい、その通りです。当社にとって初めての全社向けアプリケーションと言えるでしょう。今までのアプリケーションは顧客と直接対話する社員向けでした。その意味でもChatternには大きな機会があると言えます。」
Chatterのベータテストは始まっているのですか?:
「一部のお客様に機能の説明はしていますがテストはまだ始まっていません。来年の初めにベータテストが開始され、その後に一般向けリリースとなるでしょう。」
ソーシャル・メディアが社内で使用されることにより、内部統制の担当者などが反対することはないでしょうか?
「Chatterは内部統制担当者にも歓迎されると思います。Force.comの基盤機能と統合されていることからセキュリティやプライバシーの 設定がそのまま適用されます。社内でtwitterやfacebookをそのままで使っているよりもはるかにコントロールしやすいと言えます。」
本日、CAやbmc softwareとの提携が発表されましたがその意義をどう考えますか?また他のISVとも同様の提携が行なわれるのですか?:
「これらの主要ISVがForce.comへの移植を行なってくれたということは、Force.comがひとつのプラットフォームとしての信頼感を勝ち得た証拠であると思っています。これを契機にして他のISVも同様の動きを取ることを期待しています。」
今後他社も企業向けソーシャル・コンピューティング製品を出してくると思いますが、Chatterの差別化要素はどこにありますか?:
「第一に、Salesforce.comのアプリケーションとの統合がなされている点があります。これによりChatterでの会話を業務と密接に 関連したものにできます。第二に、Force.comの基盤上に構築されている点です。これにより、セキュリティなどの一元管理が可能になります。」
様々な質問のほぼすべてにクリアーにお答えいただきました。同氏とは昨年もちょっとお話していますが、一言で言うと顔に「聡明」と書いてあるような如何にも優秀そうな人です。
※ 本記事はテックバイザージェイピー公式ブログ「栗ブログ」からの転載です
Salesforce.com社EVP of Law, Policy, and Corporate StrategyのKenneth Jsuter氏にグループインタビューしました。内容を抜粋してご紹介します。
海外でのデータセンター施設について:
「元々は西海岸のデータセンターのみで運用していましたが、災害対策等の観点から東海岸にもデータセンターを置き、相互バックアップの体制でやって いるのはご存じかと思います。倍国内にもうひとつデータセンターがありますが、それは開発専用となっています。最初の海外のデータセンターをシンガポール に置きました。次の海外データセンターですが、アジアに置くかヨーロッパに置くか検討中です。次がアジアならその次はヨーロッパ、次がヨーロッパならその 次はアジアということになるでしょう。」
日本におけるデータセンター設置について:
「可能性としては常に検討中です。リストのトップにあると言ってよいでしょう。日本は政府関連も含め大規模なユーザーが多いですから。」
データセンターは自社設備になるのか、それとも他社のデータセンターの間借りもあり得るのか:
「それもまた検討中です。財務面や税金面での考慮の上で決まることになります。」(ちなみに、これは私の質問、コーポレートポリシーとして自社施設しか使わないのかという意味で質問しましたがそういうことはないようです。)
海外にデータセンターがあることについてユーザーの懸念があると思うが:
「多くの場合、海外にデータセンターがあることに対するお客様の懸念は法律的な要素ではなく、心理的な要素だと思います。金融業界の規制でデータを 社外に置けないケースはあるとは思いますが、たとえば日本の経産省のエコポイント管理システムは当社の国外データセンターで運用されているわけですが、こ の点が問題になったことはありません。ポイントはデータがどこにあるか、ではなく、どのように管理されているかだと思います。」
中国におけるビジネスについて:
「中国は大きな機会であると同時に大きな課題があります。大きな機会であるのは当然として、課題について言うと、第一にインターネットのアクセスが 必ずしも安定しているとは言えません。また、中国政府が中国国内にデータセンターを置くことを要求してくる可能性もあります。もちろん、機会としてはきわ めて大きいのですが、現時点で最大の優先順位というわけではありません。」
中国政府の技術開示要求につてはどうか:
「クラウドの場合は関係ありません。」
クラウドでは海賊版のリスクが少ないと思うが:
「おっしゃるとおり、ソフトウェアの海賊版のリスクはきわめて小さいでしょう。しかし、実は、コピーサイトの問題があります。他社のサービスの画面だけを真似して機能的にはまったく劣ったサービスを提供している企業があるようです。」
Juster氏ですが、wikipediaの情報に よれば米国政府において外交関係を含み長い経験を積まれているようです。ハーバード・ロー・スクール卒業、ケネディスクールで修士号というすごい経歴です が、とても和やかな雰囲気でインタビューできました。やはり、グローバル企業にはこういう人材も重要なのだと感じました。
※ 本記事はテックバイザージェイピー公式ブログ「栗ブログ」からの転載です
今回の発表の目玉は、Salesforce Chatter、要は企業内Twitterのような機能ですが単なる独立アプリケーションではなく、Service Cloud、Sales Cloudなどのアプリケーション機能と完全に統合されているのがポイントです。
メインフレーム・コンピューティング → クラサバ → クラウドとコンピューティング基盤が発展してきたように、コラボレーションの世界も ワークグループ → イントラネット → ソーシャルコンピューティングと発展してきた。facebookやtwitterで実現されている世界がなぜ企業の世界で実現できないのか、 facebook上のフレンドのことはよく知っているのに、同じ会社の人のことはあまり知らないのはなぜなのかとベニオフ氏は吠えます主張します。
そして、Salesforce Chatterはfacebookやtwitterのマジックを企業内に持ち込み、今までバラバラだったコンテンツ、アプリケーション、コラボレーションの世界を一体化することを目的としています。
Chatterのデモでは、人間同士がChatterを使ってtwitter的な会話している途中で、アプリケーションからのアラート(たとえば、 「案件xxxに競合他社が介入したとの情報が入りました」)などが同じTL上に表示されます。アプリケーションがボットとして動いて、イベントをメッセージとして吐いていると考えればよいでしょうか。
社外のtwitterとも連携が取れます。前述のとおり、Chatterは単なるアプリケーションではなく基盤機能なので Saleseforce.comのプラットフォーム上のネイティブ・アプリケーションは自動的にChatter対応になります。利用開式時期は2010年初め。
エンタープライズ・コンピューティングとソーシャル・コンピューティングの融合についてはしばらく前からいろいろ議論されていましたが、なかなかイメージがつかみにくかったと思います。今回の発表でその具体的姿がわかってきた気がします。
アプリケーションもアクターとして会話に参加する。アプリケーション間でやり取りされるイベントも人間同士の会話におけるメッセージも同格に扱われ る。すべてがリアルタイム、イベントドリブンでダイナミックに進んでいくという感じでしょうか。これはかなり大きなテーマだと思います。今後もこれからいろいろリサーチしていきたいと思います。
あいかわらずパワフルなベニオフCEO、今回も1時間くらい時間が押して後半めちゃくちゃ早口になっていました。Join The Conversationが新しいキャッチフレーズ。
会場もヒートアップしてきたようなのでちょっと照明も変えようかということで赤くなりました。よくわかりません。
TwitterのBoard of DirectorメンバーJason Goldman氏も登場。Twitterとは完全に棲み分け路線です(まあ当然ですが)。
ところで、来場者全員に配られたエコバッグ。twitterの文字が大きいことからスポンサーとして結構な支援をしていることがわかります。
SaaSy(左)に次ぐ新たなキャラクターChatty(右)、何かどこかで見たような感じです。
(続く)
※ 本記事はテックバイザージェイピー公式ブログ「栗ブログ」からの転載です
オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。
















Twitter流行に異議アリ?
ソーシャルメディアマーケティングの具体的戦術
ワクワクさせてよ――目標設定の極意
ネットでリアルを楽しくしたい
やり直せる時代の新教育論(4)