| « 2010年1月5日 | 2010年1月8日の投稿 |
2010年1月12日 » |
新しい年代に入って組織の外のIT動向のことを続けて書いたので今度は組織内の話。組織内コラボレーションのあり方やシステムについても2010年代は2000年代とは違う動きを見せるだろう。実際にこのところグループウェアの再構築に関する相談が増えているが、以前とはかなり変わってきている。
具体的に言うとグループウェア(GW)という呼び名とそのソフトが2010年代にそうそうに無くなるのではないか。いやもっとはっきり書くと、日本でのGWの代名詞であったNotes/Dominoの時代は2009年迄で一旦終わって別の時代に入ったと見ている。
半年くらい前にNotesマイグレーションに関するメディアのインタビューに答えたときに「ノーツを辞めるユーザが増えている」とは答えた。しかしその際でも本当にNotesを辞めるのは3分の1で残りのユーザはバージョンアップをするか塩漬けで先送りするというような話をした。
しかし半年経ってみると本気でNotesを辞めることを考えるユーザの割合がかなり増えている印象だ。少なくともメディアへの露出はそうだ。先月には「国分、情報共有基盤を刷新,携帯電話から利用可能に」という記事が出ていたし、日経ソリューションビジネスの最新号にではGoogleAppsで社内情報共有基盤を構築した東急ハンズの話がでている。
確かにNotes/Dominoは良くできていてグループウェアとして必要な機能は一通り揃っていた。これだけ使っていればそれなりのことは出来る。しかし逆になんでも出来る反面何をやらせてもそれなりという面もあり、柔軟で迅速な対応の出来るコラボレーションツールを求める人には物足りないのも事実だ。相対的に高くなったライセンス料、毎年発生する保守料金もバカにならない。
既にエンタープライズのあちこちで見られるように、これからはインターネットで鍛えられた技術をイントラネットへ転用する動きがもっと加速するだろう。Webの標準技術を使いソースやノウハウも公開され技術者も確保しやすい“軽いツール”を積極的に採用する企業が増え、企業内のコラボレーション基盤はこうした“軽いツール”群の複合体になっていくと予想している。もちろん全ての会社がそうなると言うわけではなくオールインワンでひとつのツールで全てを済ますというユーザも一定数は残るだろう。
例えばメール機能についてみても、運用や監視の負担が高いことを問題にSaaS等を使う外出しを検討し始めた企業は多い。メールシステムは既にインターネットプロバイダが商用向けに何万人というユーザで運用している前例があり、自社運営で無くても良いと判断したそうだ。ZimbraやScalixといったソースが公開されて自社または子会社の技術者が直接中をいじれるものを採用してライセンス料や保守料を節約する会社もある。そうかと思うとBCP面からメールの自社運用にこだわりNotes/DominoやExchangeを使った髙信頼性システムを標榜する会社もある。
さすがにこうなるとグループウェアというひとくくりではなく単体の機能毎にいろいろな選択肢が採用される時代になる。そうなるとその呼び名は使われなくなっていくのではないだろうか。
| « 2010年1月5日 | 2010年1月8日の投稿 |
2010年1月12日 » |
- Blog/SNS(Intra)(43件)
- Blog/SNS(Net)(69件)
- EIP/WP(54件)
- Enterprise2.0(22件)
- ITコンサル/資格(20件)
- KM(82件)
- Mobile/PDA(42件)
- SBM(19件)
- Search(Intra)(33件)
- Search(Net)(33件)
- Wiki(10件)
- ○○症候群(6件)
- その他(41件)
- アプリケーション(2件)
- グループウェア(43件)
- コンサルティング(13件)
- システムインテグレーション(23件)
- セミナー・イベント(12件)
- ソーシャルメディア(95件)
- テクノロジー(44件)
- ネットコミュニケーション(1件)
- ネットコミュニケーション論(37件)
- ハードウェア(1件)
- ビジネス(2件)
- ベンダー評価(11件)
- ローテクKM(18件)
- 人生訓(19件)
- 企業内コンテンツ管理(8件)
- 動画/ストリーミング(8件)
- 実名ブログ(39件)
- 専門知識の無駄遣い(48件)
- 情報整理(31件)
- 書籍(12件)
- 社会(45件)
- 組織/風土(11件)
- 萌え興し/B級グルメ(20件)
- 調査/統計(83件)
オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。

顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
悩んだときの、自己啓発書の触れ方
考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
なんて素敵にフェイスブック
部下を叱る2つのポイント
第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命