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 一昨日のMicrosoft SharePoint Conference 2009 Japanの感想の続き。
 一昨日の記事にも書いたが、このイベントの会場には溢れんばかりの人が押しかけてセミナーは立ち見が出るほどだった。最近米国のナレッジマネジメント系のコンサルタントがシステム実現ツールとして、何かにつけてMOSS(Microsoft Office SharePoint Server)を取り上げるのを目にしていた私としては、この盛況さをそのままMOSSへの興味の高さとして捉えてこれは日本でもMOSS2010の話題が盛り上がって関連ビジネスで一儲けできるのかなぁなどと思っていたところにある人からのご指摘が。

 吉川さん、いまそういうイベントでMOSSに関心を示している人は、既にMOSSの2003か2007を使っていて上手く使いこなせてない人達ですよ、たぶん。

 そうだった。
 実は大企業中心に以外に一度はMOSSを試しに使ってみたという会社は多いのだ。これはマイクロソフトとEA(エンタープライズアグリーメント)契約を結んでいる場合、MOSSはほぼ追加費用なしで(すなわちタダで)使うことができるからだ。
 このタダという誘惑に負けて(あるいは上司からタダだから試してみろと言われて)とりあえず立てたものの結局そのまま使われなくてホコリをかぶっているMOSSのサーバが日本の大企業には無数にあると聞く。時々調査会社の出すEIP製品のシェアで圧倒的な数字を叩き出すのには一役かっている。

 不景気で新しい投資が抑制された中、それでも何とかナレッジマネジメントや情報共有をしようと思っている方々が何とかこの眠っているMOSSの目を覚まそうと躍起になっているのだろう。頑張って欲しいし依頼があれば私としても是非応援したいとは思っている。
 ここでこと細かくまでアドバイスはできないが、以下のポイントを抑えて行動してみてはどうだろうか。

  • 情報共有やナレッジマネジメントは、ツールだけでなく風土や運用面の工夫がないと定着しない。小さい組織単位でも良いのでトップや参加者を人間面から巻き込み皆で参加する雰囲気を醸成することを忘れない。
  • あまり大きなところを狙わずにまずは身近で小さな不便点をMOSSで解消して成功体験を積み重ねる。最初は共有EXCELシートの保管場所としてとか共有物の貸し出し管理などからで十分。
  • MOSSでもっともスムースかつシンプルに活用できる部分は、Webベースのドキュメント共有によるチームコラボレーション支援だと思う。ブログやSNS、Know-Whoなどいう見た目が派手な機能に惑わされず、まずはプロジェクト単位で重要なファイルをMOSSに登録して共有することから始めてはどうか。
yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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