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先週に「富士通とMS、ミドルウェア分野で戦略協業」というニュースが出ていた。具体的には「富士通とマイクロソフト、グループウェアの新製品を共同開発」とあったように第1弾として、富士通製のグループウェアであるTeamwareにマイクロソフト製のポータル製品MOSS(Microsoft SharePoint Serve)を組み合わせたサービスを展開するということらしい。
さっそくこのTeamware Collaboration Suiteの説明資料を取り寄せて読んでみているが、私にはいまいち何が良くなったのかがわからない。単純にライセンスフィーが2倍かかってコスト増になるだけのような気もしたのだが、どうやら社内情報共有基盤のフロント部分にあたる入り口のコンテンツアグリゲーションの部分をMOSSが担当し、その後ろのメールやスケジュール管理、ライブラリ(文書管理)部分をTeamwareが分担するという構図らしい。
これまでの製品展開から考えると富士通としてはTeamwareで入り口から最後まで面倒を見るのを辞めたということになる。逆にマイクロソフトのほうから見るとこの役割分担は、MOSSとExchangeとでの分担と同じなのでMOSS+Exchangeの替わりにMOSS+Teamwareという構成でも大丈夫にしたということになってメリットはありそうだ。
こうして下層のグループウェアとの住み分けや連携を強化していくということをみると、次にバージョンアップして発売されるMOSSはポータル製品に純化すると予想される。
ちなみにこれまでのMOSSの発展&売り向上はバージョンアップの度にかなりブレていた。もともとデジタルダッシュボードのように沢山のMS製品を統合的に使うための入り口として企画されていたのに、バージョンアップを際に統合的な文書管理をするための基盤を名乗ったり、検索機能をウリ(これは明らかに失敗でMOSSの付属の検索エンジンにガッカリした企業は非常に多い)にだしたり、アプリケーション開発基盤になったりという感じだ。
我々がポータルおよびポータル型製品を語るときには、その製品がポータル型3階層システムモデルのどこを狙っているかで分類することがある。ちょっとざっくりだがこのポータル型3階層システムモデルに各製品をマッピングしたものが左だ。この図で言うとMOSSはより上位層に特化しTeamwareがグループウェア方面へ特化していくと言うことになる。
この予想が正しいのかはMOSSの新バージョンMOSS2010が出るまで待たないとわからないけど、グループウェア系ベンダーの動きとしてはちょっと注目すべきなものだっのでメモメモ。
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