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ニコニコ動画では超有名なアメリカの俳優ビリー・ヘリントン氏がニコニ国賓として来日し14日に秋葉原で開催されるフィギュアのイベントに出演するそうである。なぜフィギュアのイベントなのかはそちら方面に詳しくない私にはよくわからないのだが、せっかくなのでひとめビリーに会いたいと思い。明日は朝から行列に並んでみようと思っている。すいません先ほど断念しましたw
そう思って先ほど会社帰りに明日の会場である秋葉原UDXに寄ったところ、徹夜禁止であったのにもかかわらず既にUDX前の公道の橋に100人を超す人が。あまりの人気に明日(もはや今日だがw)の朝が思いやられる。混乱がないと良いのだが。
これだけだと全然何が起きているかがわからない人ばかりだと思うので、若干の解説の為にウィキペディアのビリー・ヘリントン氏の項目から解説を引用する。
2007年夏頃から動画投稿サイト「ニコニコ動画」で、彼の出演作品「Workout: The Directors Cut」の一部、またこれを素材としたMADムービーが頻繁にランキングに登場(俗に「ランキング工作」と称される)し始めた。当初は「釣り」目的とみなされていたが、動画『本格的 ガチムチパンツレスリング』が約2ヶ月間で14万回以上再生され、「ガチムチ兄貴」としてその知名度を上昇させた。初期には性的表現を含む動画として運営者に削除されることも少なくなかったが、次第にゲイポルノ独特の演出が下ネタとして受け入れられたことや、彼と共演者達との会話が極めて自然な日本語に聞こえるという空耳等で反響を呼び 、コンピュータ情報誌「Windows100%」に取り上げられるなどインターネット文化として定着した
解説文にあるように当初は動画のタイトルやサムネイル画像に人気の「美少女イラスト」や「萌えるセリフ」などを仕込み、クリックして再生してみたら「森の妖精」ならぬビリーのムキムキな身体が出てくるという「釣り」と呼ばれる引っかけや罠的に使われるネタだったのが、いつのまにか日本を代表するUGC(user-generated content)の素材のひとつになってしまった。
当時「釣り」に使われたネタはビリーの「ガチムチ」以外にもいくつかあったはずだが、どうして「ガチムチ」だけがこんなに人気になりそして長く愛されているのかは非常に不思議で一度分析する価値があると思うが、もう一つ私が気になっているのは今後のこのネタの展開だ。
多分今日の彼の出演で「ガチムチ」ファンのボルテージは最高潮に達すると思われる。そして今後の為にニコニ・コモンズには公式に2次利用可能な素材も公開されたが、私としてはもしかしてこの後は彼の人気が急速にしぼむ可能性もあると思っている。
それというのもUGCだと、こうしてネタが公式になってしまうとそこがピークになる傾向があるのだ。「男女」の太郎氏が生放送に出演した後にブームは去り、IKZOでヒットした吉幾三氏は最初に本人が動画に出演したときには非常に盛り上がったが、その後公式にレコーディングをして作品を出したころにはブームは下火になっていた。
今日本のUGCの大きな一角を占めるMAD動画の場合は、どうしても作品作りに著作権侵害の問題がついて回るために、これまではずっと誉められない行為として扱われてきた。逆にそうしたアングラ的雰囲気がネタを作品にする人々を創作に駆り立てているモチベーションのひとつだともいわれる。あまり誉められた話ではないが「良いか悪いかグレーゾーン(というか権利者から指摘されたら侵害は確定)だから楽しい」という意見はときどき聞く。
なんというか火遊び的な楽しみとでも例えれば良いのであろうか。本人が出てきて公式になるとこうした雰囲気が失われ一気にしぼむらしいのだ。
今後UGCを成長・普及していく為にはグレーゾーンを無くし公式の素材を増やすことは必要だ。しかし公式になると人気が落ちるということではジレンマだ。最もどんなブームでもいつかはピークを迎え萎むのだから、これはもしかすると運営側が最適なタイミングでイベントを仕掛けている証明とも読めるのだが。
さて兄貴(ビリーの愛称)の場合はこの先どう展開するのだろうか。
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