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 金曜日はニコニコ大会議に行ってきた。既にネットには多数の報告や感想が出ているが、ここオルタナティブ・ブログでは、あまりブロガーの皆さんが取り上げなくてちょっと寂しいので私からエントリーを起こしてみることにする。

 大会議で発表された新サービスやニコニ・コモンズについては、既にCNETの永井さんのレポート記事を始め各種記事で詳細に伝えられているし、いろいろな人が感想や今後の方向について意見を表明している。そこでここでは、当日発表外であったにも関わらず披露された「ai sp@ce」連携の部分についてコメントを書いておく。

 ニコニコ大会議では、ai sp@ce上にJCBホールを再現してそこにキャラドルを連れたアバターが集合して仮想世界でニコニコ大会議を行う風景が紹介された。夏野氏によると、今回の大会議のように毎回人間を集めてイベントを行うのはコストもかかるので、今後はこうした仮想空間を使ったものを活用してコスト削減をして黒字化を図るということだ。この発表は今回のニコニコ会議の発表リストの対象外だと夏野氏は言っていたが、私はこれは低迷している仮想世界で結構ヒットするサービスではないかと直感的に思った。

 ニコニコ動画の特徴は、現実には同期していない人が作品上のタイムライン上では同期できるという疑似同期にあるといわれる。しかし、疑似同期に慣れれば慣れるほど現実の同期性の楽しさも改めて感じるし、その楽しさがわかってくるものだ。
 実際に例えばTwitterで同じTV番組を見ている人同士でその感想を交換してタイムラインを覆い尽くすのは楽いし、「また見てる」で紹介された動画を直ぐ見て感想を交換するのも似たようなところから来ていると推測している。
 たから仮想世界で一緒に同じ作品を見るというのは、かなりの確率で支持されるのではないかと予想している。そもそも最近の若い世代はコミュニケーションに飢餓感をもっているという話もあるし。

 他にも既にニコニコ動画のの作品を紹介するようなラジオ番組やニコニコ動画で名を馳せたPの手による自作曲の披露ustreamなんてのも一定の支持を集めている。だからJCBホールのような大きな箱だけでなく、仮想世界に30人とか50人単位の画像や音楽放映機能付きの小ホールをいくつか設置して、そこで有志がお気に入りに動画を狙い澄ました順番で紹介したり、自作の新作を発表したりすれば結構ウケるのではないだうか?
 ホームページやブログで素人が作家や記者の真似が出来たように、仮想世界でラジオのパーソナリティやDJの真似が出来ることは魅力だろう。それに有名人の発表会、例えばワンカップPのような超有名プロデューサの新作発表会なら、記者も含め相当の動員が期待できると思うのだ。

 当然こうしたスペースの貸し切りには課金を行い、難しいとされる仮想空間のマネタイズの手段の一つとする。

 今までの仮想世界の多くはアクセスしてもやることがないと言われ、結局仮想世界に入っても、広場や人が集まる場所に集まって文字でのチャットをやっているだけになるというのが定例だった。セカンドライフは何でも現実世界と同じことができる事を試みたが、そこでは単に可能としただけで材料となる素材やきっかけを上手く与えらてくれなかった。仮想世界という名前を前面に出したためにむしろ従来のインターネットとは一線を画して、仮想世界としては先輩にあたるインターネットでヒットしたコンテンツを上手く取り込んで来なかったように思う。

 今回ドワンゴが絡むai sp@ceは当然今ヒットしているニコニコ動画とのシナジーを目指すだろうし、なによりもニコニコ動画で培った風土や文化が継承される可能性が高い。3D技術やコンセプト先行型のセカンドライフなどよりも、もっとユーザに近く現実的な皆が楽しめる仮想空間が期待できそうだと思った。


 しかし、それにしてもニコニコ会議での参加者盛り上がりぶりが凄かった。私は招待して頂いたので1階バルコニーの関係者&記者席で見ていたのだが、アリーナで拍手したり大声で突っ込んだりして盛り上がる一般参加者の盛り上がりを正直凄くうらやましく思っていた。
 関係者席では行儀良く話しを聞く人が多く、突っ込みはままならず拍手も遠慮しがちにしかできなかったのだ。せっかく皆と同じ場にいて盛り上がれるチャンスだったのに、これだったら自分で当選した一般席用のチケットで入場すれば良かったと思った次第である。orz。

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yoi

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吉川 日出行

吉川 日出行

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