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「FAST forward 08」レポートの続きでTapscott氏の講演を聞いての話。
Tapscott氏は、(著書「ウィキノミクス」で書いたようなコラボレーション経済の到来にあたって)世の中に起きている変化の起きている背景として4つの現象を説明した。その4つとは「Web2.0」「ネット世代」「ソーシャル革命」「ネット経済革命」だそうだ。特にこの中のネット世代に関しては彼ら若い世代にとっては幼いときからネットがあることを当然だと思ってこれまでを生きてきており、彼らのリテラシーやITに対する柔軟なスタイルは無視できないとしている。このあたりは先日日本でも野村総合研究所が発表した新しいテレビ世代の解説を行ったフラッシュでほぼ同じようなことを言っていたのに符合する。
ちなみにウィキノミクスの第2章に4本柱として「オープン性」、「ピアリンク」、「共有」、「グローバルな行動」と言うのが出てくるがこれはそれとは別個の話らしい。
さてこの4つの背景をおさらいした後はTapscott氏の著書である「ウィキノミクス」と同じようにこのコラボレーション経済で成功を収めたマスコラボレーションの事例が7つのカテゴリごとに順番に紹介された。以下7つのカテゴリとその事例は、
- ピア開拓者 事例としてはZopa.com(*)、marketocracy.com(*)
- アイデアゴラ 事例としてはP&G,ideaconnection(*) 、cambrianhouse(*)、topcodor(*)
- プロシューマー 事例としてはセカンドライフ、音楽業界におけるのRemix、Wikipedia、Doritosによる「Crash the Super Bowl」(スーパーボウルに押しかけろ)コンテスト(*)
- 新アレクサンドリア人 事例としてはグーグルアース、The Alliance(*)
- 参加のプラットフォーム 事例としてはアマゾンドットコム
- 世界工場 事例としてはボーイング、中国の自動2輪車マーケット
- ウィキワークプレイス 事例はチームスクワッド
上で(*)としたのがウィキノミクスにはなく追加になった事例である。ウィキノミクスでは公募した副題候補に「この本を編集し続けましょう!」というのがあったとTapscott氏本人も語っているが、まさにご自身がはその後も最新の事例を収集しつつ自らの論をブラッシュアップしているということなのだろう。
特にピア開拓者とアイデアゴラには新しい事例がそれぞれ2つ3つ追加されたということは最近の米国ではこの分野が厚いとみて良いのだろう。後半の3つのカテゴリは事例の差し替えや追加が全くなく書籍の事例そのままだったというのと対照的に感じる。ideaconnectionもcambrianhouseも topcodorも私は名前を聞いたことがあるくらいだったので今度詳しく調べて見ようと思った。あと新アレクサンドリア人のところに出てきたThe Allianceというのも全くの初耳なので日本に戻ったら調べておこう。
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