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2007年10月15日 » |
小野さんのブログで、ブログ炎上系の話題が出ているので便乗。
私も良く社内のコミュニティが2ちゃんねる化することを懸念する発言を耳にする。実際に実名方式(あるいは実名に近いニックネーム方式)で社内ブログを運営した場合、炎上状態になることはほとんど無いというのは私も同感で、いつも顧客にはそう説明をして納得して貰っている。
でももう一歩話を戻して最近は、そもそも
「社内のコミュニティが2ちゃんねる化する」ことは、悪いことなのか?
という議論をすることも増えてきている。ここからはあくまで私見だが、そうした社内での自由な発言や行動を規制しすぎる動きが、最近の企業の不祥事、特に不正が見つかった場合に偽装したり隠蔽する風土だとか、プロジェクトが火をふきかけているのに表向き粉飾をするだとかそういうのに繋がっているのではないのかと思い始めている。
もし社内にこうした「良くない情報」「ちょっと表向きは恥ずかしい情報」「軽口で言うような不満」でも自由に書き込める場があって、そこに偽装や隠蔽や粉飾の兆候が書かれて、それにちゃんと心ある経営陣が気づいて対処ができれば、そういう風土であれば、昨今新聞紙上を大きく賑わせているような様々な報道は相当に減るのではないだろうか。
そもそもどんな組織だって大きくなればそれなりにちょっとした問題は抱えるものだ。その中の大半は、事件性もなく不正とはいえないような小さなモノだろう。こうした問題を小さいうちに発見して対策(※1)を打つのが不祥事を起こさない最も有効な手段だと思う。「割れ窓理論は荒れスレ理論に繋がる」で書いた仮説だと社内コミュニティの荒れ具合はそのまま企業の不正体質に繋がるといえるだから、社内コミュティが荒れることについてはもっと深刻に捉えたほうが良いと考える。
それにこれだけネットが普及すると、いくら社内コミュニティに統制をかけてもすぐに本当の2ちゃんねるに情報が流れてしまうものだ。ならば、社内2ちゃんねるを恐れることなく、社員間コミュニケーションの壁を取り除くことにもっと経営資源を振り向けた方が良い。
とは言っても、この「社内のコミュニティの2ちゃんねる化を恐れない」という判断は中間管理職には難しいだろう。今の日本企業での人事ローテーションやキャリアパスの制度では、どうしても「自分の任期中に問題が大きくならなければ良いから先送りしよう」という考えになりやすい。
ここまでの決断はやはり社長かせめて役員クラスでないと出来ないのだろう。
※1:あえて補足すると、この時の対策で
- ちょっとした不満の発言者を突き止めて注意する
- ちょっと恥ずかしい行為を書くことを咎めたり禁止する
- そもそも掲示板があるからこういう発言が出ると判断し掲示板を廃止する
なんてのは論外だ。静かに発言を読み解き、表向きはわからないように裏で問題の根っこを潰すように動くことが望ましい。
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