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 先週にインターネットにある用語集をIMEの辞書登録する話を書いたが、この日本語IME辞書をちゃんと鍛えると、日常の文書作成におけるストレスがずいぶん改善されることに今更ながら気がついた。

 ここで思いついたのが、日本語IMEの辞書の共有である。少なくとも特定のプロジェクトや組織、あるいは特定分野で使う専門用語というのは明らかに偏っていて、しかもその多くは通常の日本語IMEでは一発で変換できない。例えばナレッジマネジメントの分野だと「暗黙知(あんもくち)」なんて典型的で、私はいつもしこしこと再変換ボタンを押して変換したり、PC端末が変わるたびに辞書登録をさせて使っている。他にも今の会社の部下には漢字変換で1発で出てこない者がいて、これもPCが変るたびに辞書登録している。こうしたことは、IMEの辞書を共有すれば解決できると思ったのだ。

 一応マイクロソフトもこういったニーズを知っているのかシェアポイントサーバの最新版でソーシャル辞書を実現できるような仕組みを提供するといっていたし(関連記事「「Wikipedia」ならぬ「WikiIME」がやってくる」)、日本語入力ソフトの本家ジャストシステムは「ATOK Business Solution 辞書配信システム IV」として既に対応済みである。(プレスリリース)これについては、以前ジャストシステムにお伺いしたときに聞いたところ、このシステムは語彙などを統一する必要性が高い新聞社などで既に導入実績があるとのこと。

 でもこんな高価な仕組みを使わないでももっと簡単にできるのではないだろうか。そう思い立ち、最近時間をかけてIMEの単語登録とトレーニング部分を整理して自分用の専門辞書を編纂した。次はこのデータをテキストデータに吐き出して会社で他にも同種分野に携わっているコンサルタントと交換してより賢くして行くつもりだ。特別な仕組みを使わなくとも、単に辞書を吐き出したテキストファイルをプロジェクトのファイルサーバに置き、プロジェクトの他のメンバーにも同じ事をやって貰って手動で共有しようというのである。これだけでもけっこうな効果が出ると思っている。実はこのチャレンジは、数年前にも一度試みたのだが、共有場所がイントラのWebページ上だったので、使い勝手がイマイチで廃れてしまった。今回共有場所をよりローカルなファイルサーバにうつして再チャレンジだ。

 特に私のPCにおけるマイクロソフトのIMEは学習機能が上手く動作しないことが多く折角学習させてもすぐに元に戻ることも多くストレスが溜まる毎日だ。あまりのひどさに自宅のPCはATOKに変えたところ、変換についてはすこぶる改善され文書作成能力が2割ほどはあがったと認識した。しかし会社のPCにはATOKが入れられないので、なんんとかこの「ソーシャル辞書」でストレスを解消したい。
 
 世の中にはソーシャル辞書という「wordsource」などという試みがあるし、日本でもSooDict というみんなで英和辞典を作るというような試みもあるが、私はまずは隣人とIMEの辞書で手をつなぐことから始めることにしよう。

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yoi

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吉川 日出行

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