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このところナレッジと関係ないネタが続くので恐縮であるが、昨日に続いて実証実験ネタである。
実はつくばエキスプレスでの走行社内での無線LAN実証実験と並行して私の住む町の近くでは、オンデマンド・バスの実証実験というものが行われている。この実験数回目だそうだが過去は利用の仕方やバス停の位置がわからなかったのと利用できるような時間帯に退社しないので参加できなかったのであるが、今日ついに利用する機会に恵まれたのでちょっと結果をレポートしてみる。
とりあえずインターネットから利用の予約申請を行い予約した駅へ向かう。予約時間のちょっと前であったが既にバスは到着。早速予約時の名前を告げてバスに乗ると予約時間前にそのまま出発。どうやらこの駅での予約者は私だけだったようである。
バスの発信後運転手さんとひとしきり話をする。この実験は現在は午前中と夜にやっているそうだが利用者は夜のほうが多いとのこと、また乗合形式になるが最大でも4人程度の利用しかないことなどを聞き出していたら、バスは突然私の目的地とは違う方向へ。聞くと次の予約者の待つバス停に行く指示になっているとのこと。バスの社内にはPCが置かれ、そこには次とその次の目的地(バス停)のみが表示される仕組みのようだ。2つ先より先のルートは運転手にもわからない仕組みになっているようだ。
その後指定されたバス停で次々と他の予約者を乗せた後にバスは私の目的地へ向かう。もともとの出発地点と目的地点はまっすぐ向かえば10分ちょっとの距離なのだが、こうやって迂回した結果所要時間は25分。これは予約時に言われた30分という所要時間よりは短いがなんとなくちょっと損した気分になる。運転手さんに聞くところによると最初の利用者にはいつもかなり余裕を持った到着時間が告げられるようでこういうことはまれではないということ。
そういえばネットの予約画面では出発時間ではなく到着時間を入力させられた。なるほどそういうことか、複数の搭乗希望者を乗合形式でさばくためには、ルートは蛇行や遠回りになる可能性がある。最初の予約者用にまっすぐルートを設定してもあとからの予約に対応するためにはかなり余裕をもった所要時間を見る必要があり、このあたりに対応するためには出発時間の指定ではうまくいかないのかもしれない。
ちなみに今日の私の予約は3時頃であったので先の予約者がいて、その後に私のルートを足した可能性もある。今度は朝一番に予約して所要時間の差を検証してみよう。
そんなことを考えていたらバスは目的地に到着。私を降ろして次の目的地へ去って行った。まだまだ採算面では実用に向けハードルの多いらしい、オンデマンドバスだが是非開機会を作ってまた実験に参加してみたい。
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