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2006年7月26日 » |
なぜか最近は、本業と直接関係のないSNSについての話を結構取り上げている。良い機会なので(忘れないように)ここでSNSをはじめとしたコミュニティやコミュニケーションが組織にもたらす効果に関連する各種データや調査結果をまとめて紹介しておく。
まずは有名な6次の隔たり。米国で知らない関係の人に手紙を届けるのにだいたい何人を仲介したかを数える実験をしたところ6人だったと言う実験の結果からいわれる話。
弱い関係の強さ。同じく米国で再就職先を捜すに当たってどんな人からのアドバイスが役にたったのかをヒアリングしたところ、日常強い関係を持っている人よりも若干遠めにいる人からのアドバイスのほうが有効であったという結果がある。
同じく、米国で複数の専門家を集めて研究チームをつくった場合に、そのチームに含まれる専門家の異質度と研究成果の度合いの関係を調べたところ、同質性が高いほうが平均の成果は若干高いものの、非常に大きな成果は異質度が高いチームから出ることが判ったと言う実験結果がある。※この内容は昔のHBR(ハーバードビジネスレビュー)で読んだものであるが、残念ながら今手元にバックナンバーが無いので出典の詳細は後で紹介する。
そして最近聞いた話によると、人間が厚い友人関係を保てる数は150人だそうだ。この数字はどうやらサルの研究や未開の地での部族の大きさからわりだしたとのこと。確かに雑誌などに載るベンチャーの創業者のインタビューでも、会社が大きくなってある一定数を超えると顔と名前と特徴が一致しなくなると言う悩みをよくみる。この顔と名前が一致しなくなる数には個人差がありそうだが、感覚的には100人から300人の間であるように思える。
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