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 もうひとつ、号外として出したやつもある。なにかなあ、と見てみたら、現在もマックにいる人だ。
 でもちょっと漢字が変わった感じ。


[Macintosh WIRE 1997.04.11 Extra Edition]

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http://www.softbank.co.jp/macwire/
Back Issues: http://www.softbank.co.jp/macwire/back/
*** 1997.04.11  Extra Edition ***


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               ■■■


TODAY'S CONTENTS(号外)

[NEWS]●アップル新社長に原田永幸氏就任


* Macintosh WIRE * ================================================= *

[NEWS]●アップル新社長に原田永幸氏就任
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http://www.softbank.co.jp/macweek/9704/n0411_top.html


 Apple Computer本社のリストラは,ついに日本にも波及した。それもトップ
交代という形で。安定政権かと思われた志賀徹也社長が4月11日付けで退任し,
後任には前Apple Computerワールドワイドコンシューママーケティング/SOHO
担当副社長・原田永幸(はらだ えいこう)氏が4月11日付でアップルコン
ピュータ日本法人の代表取締役社長に就任した。

 この件は11日朝にアップルコンピュータ社内に向けてアナウンスされ,同日
3時には経団連会館で記者発表された。前日にはGuerrino De Luca副社長による
プレスブリーフィングが行われていたが,日本におけるマネジメント,実績に
ついての言及はなかった。

 原田氏が新社長に選任された理由としての同社の公式コメントは,「(同氏
は)長年にわたりアップルの日本法人,米国法人で重要な職務を歴任してい
る。アップルおよびアップルのパートナーを深く理解しており,経験と実績,
見識に期待がされている」というもの。確かに原田氏は以前から日本法人の社
長候補と言われており,志賀氏が社長に就任した際には,原田氏が本命との噂
もあった。

 現在48歳になる原田氏は,'90年に当時のアップルコンピュータジャパンに
マーケティング部長として就任。'94年10月に取締役マーケティング本部長と
なった。翌年6月から米国のワールドワイドコンシューママーケティング/
SOHO担当副社長となっていた。米国での副社長職は,3月31日付けで退いていた
が,日本における取締役としてのポジションはそのままだった。

 前任の志賀氏の退任の理由についてアップルでは,「3月14日のApple 
Computer本社の組織再編成を受けて,売上は伸びているものの利益は減じてい
るという日本市場における責任を感じてのこと」としている。

 アップル日本法人では米国本社の組織改革に伴って,部門の統合・配置転換
などが近々行われるとみられている。今回のトップ交代はそれとは無関係だ
が,若干の変更はあり得るかもしれない。

 Macintosh WIREは,原田新社長から直接コメントを得ることができたので,
それをお伝えしたい。

Macintosh WIRE 再びアップルに戻った感想はいかがですか。

原田 がんばるしかないです。情熱はあります。みんなをハッピーにできると
信じています。そうでなければ引き受けたりはしません。

Macinotosh WIRE 米国本社の副社長を辞任してわずか10日で日本法人の社長に
就任とは,ずいぶん効率のいい就職活動ですね。

原田 いや,(米国のほうを辞めた)そのときには,いまのようになるとは夢
にも思っていなかった。話があったのは1週間前ですよ。

 原田新社長は,マーケティング畑での経験が長く,日本国内の大手ディー
ラー筋との交渉にも長けている。シェアの低下,利益低下といったマイナス要
因に満ちた日本市場を盛り返すことが,米国の主導によるこのトップ人事の目
的である。「運が悪かった」とのアップル社内での声もある志賀前社長との戦
略的な相違はまだ未定だが,Apple Computer本社に貢献できるだけの利益の確
保が大きな課題であることは間違いない。毎年Mac'n Roll Nightで披露してい
るプロはだしのジャズドラミングよろしく,日本法人でも手腕を発揮できるだ
ろうか。

アップルコンピュータ
http://www.apple.co.jp/about/news/970411_jinji.html

[松尾公也,Macintosh WIRE]

koya

 ニコニコのメルマガが始まったというので、1997年にわれわれが始めた有料メルマガのアーカイブを引っ張り出してきた。


 日付は1997.02.20。2号目である。
* Macintosh WIRE * ================================================= *

[INTERVIEW]●Be CEO,Jean-Louis Gassee氏インタビュー
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 Mac OS搭載機のStarMaxシリーズを販売する米国Motorolaは2月19日,Jean-
Louis Gassee氏率いるBeと共同で,同社のStarMaxシリーズにBeOSをバンドルす
ることをアナウンスした。Macintosh WIREではさっそく,来日したBeのGassee
氏にインタビューした。

Mac WIRE Javaについてはどのような開発スケジュールでいるのですか。

Gasse MetrowerksのJIT(Just In Time)コンパイラを使うことが決まってい
ます。

Mac WIRE BeOS上でMac OSを動作させるVirtual Macプロジェクトは最初から考
えていたのですか。

Gasse Virtual Macの開発が始まったときには,開発会社のfredlabsは,われ
われと契約していませんでした。目標は,PowerPCネイティブでMacintoshのア
プリケーションを動かすということです。ほかにもいろいろと改良すること
で,一部のアプリケーションではMac OSよりも高速に動かすことができるよう
になるかもしれません。今年の夏の遅い時期には,PowerPCネイティブな
Virtual Macのベータ版が出来上がると思います。

Mac WIRE そのときのパフォーマンスの目標は?

Gasse 同等かそれ以上!

Mac WIRE それ以上にできる根拠は?

Gasse これは,ちょっと微妙な問題です。以前クパティーノにいた私みたいな
人間からの批判をAppleは受けたくないでしょうから。

Mac WIRE SMP(対称型マルチプロセッシング)によってVirtual Macは高速化
できる?

Gasse Mac OSというのは1つのスレッドにすぎません。ということは,SMPの恩
恵はあまり得られないということです。われわれはBeOSを作っているわけで,
開発のリソースはできるだけそこに注ぎたいのです。われわれもMac OSは好き
ですが,Mac OSを改良するのに時間を費やすわけにはいきません。われわれが
やろうとしているのは,1つのブリッジなのです。

Mac WIRE それでも,Virtual MacとBeOSのアプリケーションを同時に走らせる
ことはできるわけですね。

Gasse その通りです。ただ,複数のVirtual Macセッションを実行可能にでき
るかどうか,可能性を探っているところです。われわれは,Virtual Macによっ
て,「まさかまさか,まったく新しいOSなんてとんでもない」という意見を覆
そうとしているのです。われわれのような若いOSが,Mac OSを生かすことがで
きるということで,可能性を感じてもらえるからです。

Mac WIRE そのためのキラーアプリケーション(Gassee氏は「トラクターアプ
リケーション」と呼ぶ)は既に登場してきていますか。

Gasse いや,まだありません。しかも,歴史が証明しているように,それを予
想するのは難しい。Apple IIが登場したときに,トラクターアプリケーション
が何かは,JobsにもWozniakにも分からなかった。そのときは「VisiCalc」だっ
たわけです。IBM PCのときには,変なDJで超越的瞑想を教えたりしていた
Mitch Kaporが開発した「1-2-3」,JobsがMacを始めたときにはDTPがそれで,
キヤノンのドクター北村,AldusのPaul Brainard,AdobeのJohn Warnockが一緒
になって作ったのです。
 私自身はトラクターアプリケーションは,デジタルビデオ,デジタルオー
ディオ,イメージプロセッシング,Webオーディオ/ビデオサーバにあるかもし
れないと思っていますが,自分があまりにOSに近すぎて冷静に見れないという
のは分かっているつもりです。だからこそ,私はこの若いOSを世の中に広めて
いきたい。今年後半には,このOSをWebからダウンロードできるようにしたいと
思っています。MotorolaやPower Computingとのライセンス契約もこの考えに基
づくものです。最新の開発環境をもってすれば,1人でトラクターアプリケー
ションを書くのは可能なことです。バーチャルにラップができる面白いツール
のBeatBoxというソフトがかなり魅力的だとは思いますが。

Mac WIRE 日本ではオンラインソフトの作家を中心に,BeOSの愛好家が広がっ
ていますが,その要因は何だと思いますか。

Gasse ワードプロセッサならば世界に進出するのは難しいのですが,デジタル
メディアのソフトならば,世界に打って出ることができる。もう1つ,日本はあ
りとあらゆるデジタルメディアが生まれた国だからです。CD,CD-ROMに始まり
今ではDV,DVDもそうだし。どうもフランス人は日本びいきで,私もそうだか
ら,色眼鏡で見ているかもしれませんが。彼らがWebを利用して,世界にソフト
ウェアを広めていくことを強く希望しています。

Mac WIRE インターネットを利用するという意味では,今この時期に新しいOS
を出すことには確かに意味があるかもしれません。5年前ならば完全に失敗して
いたかもしれない。

Gasse その通り。'91年に最初のビジネスプランを立てたとき,こういうアイ
デアがありました。まず特別のBBSを作る。それを使ってユーザーやデベロッ
パーが相互に接続する。そして「ビュッ」とインターネットがやってきて,そ
のBBSの名前はWorld Wide Webという名前だったんですが,まさにその通りに
なってしまったというわけです。われわれには過去の資産というものが存在し
ない。チャネルもない。だからWebを使って流通もできるというわけです。ほん
とうにラッキーでした。

[松尾公也&菊池美範,Macintosh WIRE]
koya

 7月24日、MacUser/MacWIREなどでライターとして活躍していた濱田宏貴さんが肝臓の病で亡くなりました。MacUser日本版の創刊時から、編集部内に設置した検証ラボ「MacUser Labs」のメンバーとして、途中からはラボ長として手腕を発揮し、多くの特集記事、レビュー記事を執筆。著書に「入門SoftWindows」「iBook Style」「HP 100LX/200LX BIBLE」「HP200LX SOFTWARE BIBLE」「バイオC1の心得」があります(共著含む)。

 MacUserで執筆する以前はOh! PCのライターとして学生時代から活躍。Macだけでなく、MS-DOS、Windows、HP 100/200LX、Palmなど、デスクトップPCからモバイルに至るまで深く掘り下げる、非常に優秀な執筆者で、レビュワーとしての視点を常に保持し、いつもデータに基づいた冷静な文章をあげてくれました。まだ彼が学生のころに出会え、一緒に仕事をできたことはたいへんな幸運でした。彼はその後、会社に就職し、サーバ系のビジネスで活躍していました。

 肝臓の病が進行して積極的な治療を続けることが困難になり、人生が残り少なくなったことがわかった彼は、病状とその後のことを伝えるメッセージをSNSに書き、その4日後に亡くなりました。完全主義の彼らしい幕の引き方だったと思います。

 彼が好きだったものは、ハンドルネームの元となったキャプテンハーロック。宇宙の海に、ぼくらの仲間と送り出そうと思います。月末あたりに友人を集めて送る会を開く予定です。親しかったかたで参加されたい方は、松尾のほうまでご連絡ください。

koya

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プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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