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2010年8月31日の投稿

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 出先でTwitterを見ていると、「英語版ミク」というのがタイムラインに飛び込んできた。「ミクの日感謝祭」イベントで、クリプトンの佐々木さんがなにやら話したらしい。そのまとめを、初音ミクみくさんのエントリーで読んだ。

「ミクの日感謝祭」イベントでボカロの海外展開が一部明かされたらしい件(初音ミクみく)

クリプトン社では、藤田咲さんの協力のもと、英語版の初音ミクにトライ中。発声のパターンを覚えてきてもらい、その分を収録という方法で、現在全体の1/3ぐらいを収録だとか。

 もうそこまで進んでいるのか、と感慨を新たにした。

 初音ミクの英語DBについては、昔から要望を出していて、2008年3月には伊藤社長に直訴。

初音ミクの世界進出に必要なもの

わたしは「初音ミクの世界進出」に関する部分をピックアップ。これは、わたしがどうしても気になっていた部分で、伊藤社長に質問してみたものです。海外には出したいし、英語の歌をうたえるようにはしたいのだけど、そのためにはミクの中の人である藤田咲さんにネイティブ歌手レベルの「英語の歌」収録をお願いすることになるわけで、そこがどうしてもひっかかるのだそうで。

 同年8月にはこんな予想を。

歌神初音ミクの世界デビューを助けるのはセガかもしれない(2008/08/28)

次はいよいよ海外進出。PSPゲーム&流行の音ゲーとして認知度を高めたあと、吹き替え(マクシーンちゃんよりうまいほうがいいなあ)によるVOCALOIDで本格デビュー

 シロクマ日報の小林さんはフランス語というところまで予想していて、藤田咲さんの今回のフランス語ミク発言を予見しているようでおもしろい。

【閑話休題】コスプレ寿司屋でシャンソンを唄う初音ミクを妄想した件(シロクマ日報)

 この時点では、「英語ボカロの収録には英語を流暢にしゃべれる必要がある」「収録が長時間にわたり困難」ということで、藤田咲さんには難しいんじゃないかと勝手に判断してた。

 でも、希望がわいてきたのが、今年の4月、初音ミクAppendについて佐々木さんにインタビューをしたとき。

「初音ミクAppendは途中経過」――開発者が語る6つの新しい声とイメージ

 記事には入っていないが、雑談ベースで、英語版ミクについて聞いてみた。英語を勉強してもらったり、吹き替えをたてたりしてやってみないんですかと。そのときの答えは、「英語版VOCALOID収録は、必ずしも英語がしゃべれる必要がないんですよ」というものだったと記憶。

 じゃあ、やってくださいよ、と倍プッシュしたのだが、そのときは「VOCALOIDは海外市場はあまり盛り上がってなくて」というネガティブな答え。

 それが、このところのクリプトンのツイートをみると、海外でのiTunes Storeの売れ行きを含め、よい感触が得られているようで、海外展開に向けて画策しているようすがみえてきた。

 そこへきて、今回の英語版ミク発言。技術的には英語ミクを収録できるところまではきていた。ルカで英語DBそのものについての経験はあるし、Appendで録音・指示のノウハウはたまった。そして機は熟した……。

 デビューして3年を経た初音ミク、次は世界をその歌で満たすがいい。

追記:佐々木さんがツイートしてます。来年初めから動きが活発化しそう;

@vocaloid_cv_cfm: ミクの英語DBはβ化してみた後で方針を練る予定です。年明け位で一報できればと思っています RT @arinyan486
koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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