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 「あの楽器」カテゴリーで紹介したiPhone用の楽器アプリ「ouiLead」。ついにiPad対応を果たしました。作者は「シンプルなポリフォニック・FMシンセサイザー」としてますが、すごい機能があるのです(App Storeへのリンク)。しかも無料。

タッチパネル上で連続的に指をすべらせる、あるいは揺することでいくつかの音色効果を提供します。 プレーヤは指の位置を繊細にコントロールすることで、多彩なアーティキュレーションで演奏することができます。 (柔らかい音色/明るい音色, クレッシェンド/ディミヌエンド, グリッサンド, 装飾音)


・21種類の音色
・最大4音まで同時発音
・タッチ位置によるLow-passフィルタ、音程、音量のコントロール
・発音時のタッチ位置によるアタックタイム、ポルタメントタイムのコントロール
・音域とスケールの設定が可能(クロマチック, ペンタトニック, ブルース等)

 この、スケール設定機能が特にすごい。

楽器初心者にお勧めする、弾けた気になるiPad楽器アプリ
というエントリーで紹介したPianist ProとかCeltic Harp(いずれも有料)が持っている機能なのですが、こちらのほうが、タッチ位置の変化による音色、音程、音量コントロールができるぶん、すぐれています。

 さらに、スケールから外れた音(経過音として使う)も、黒鍵の位置に配置されているので、ペンタトニックで弾いていてちょっと単調になってしまいがちなスケールソロも、彩りを添えることができます。

 普通、加速度センサーやホイールを使ってピッチベンドやトーンコントロールしようとするものですが、ouiLeadでは鍵盤だけでそれを実現しているのもおもしろいです。たとえばポルタメント。ある鍵盤から別の鍵盤にポルタメントをかけようとする場合、普通はそのときだけポルタメントをオンにして、その後ではずす、とか考えますよね。

 ouiLead for iPadはまったく新しいアプローチをとっています。白鍵の下、黒鍵の上がリボンコントローラのかわりをしてくれるのです。ドの鍵盤を押したまま、したをくぐらせて上のドの鍵盤のところまでスライドさせて、鍵盤部分にあげる。それで、下のドから上のドまでのポルタメントになるのです。

 また、打鍵する位置により音量が変わるので、これがベロシティ替わりになります。また、打鍵した後で上下にスライドさせるとカットオフフリーケンシーによる音色変化ができ、打鍵した鍵盤を横にスライドさせるとピッチが変化するので、ビブラートやピッチベンドの効果になります。

 「あの楽器」の画面エフェクトももちろんあるので、ビジュアルも楽しめます。

 GarageBandとかアンプにつないで、リバーブなどのエフェクターをたっぷりかけて浸ってください。何十分でも楽しめるはずです。

追記:まずはやってみなはれ、ということなので、自分でもやってみました:

 YouTubeにもあげてみました。iPadで埋め込みのまま再生できるよう。

koya

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プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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