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 Netぼかりすα版を使ったテストの第4弾をニコニコ動画で公開しました。

 今回は、楽曲的には演歌とかムード歌謡とかに分類されるハチロクの三連バラード。鏡音リンの歌で2008年1月にいったん作ったのですが、合う絵がないとか、Act2が出たりとかしてタイミングを失い塩漬け。

 その後、Act2でやり直そうと考えるも、肝心のVSQファイルを紛失してしまい、Act2以前なので発音にムラがあり、けっこう手間がかかった調整をやり直す気力もなく、放置してしまいました。

 それが、今回Netぼかりすα版が試用できることになり、「手軽にVSQ入力ができる」と判断。残っている鏡音リン歌唱WAVデータを元に自分で真似して歌い、それを仮歌としてNetぼかりすでVSQ化してみました。

 元歌はリンに合わせているので自分の声域では出せず、サビはオクターブ下、その他は通常キーという、2種類の仮歌を用意し、それをそれぞれNetぼかりすに食わせてみたというわけです。

 Netぼかりすの現在のバージョン(4/24版)には、歌詞のテキストデータに追加できるオプションがあり、その1つに、「$TRANSPOSE=n」というものがあります。元歌を1オクターブ上げる場合には、「$TRANSPOSE=1200」のように、セント単位での指定が可能です。

 また、これまでの楽曲はすべてBPM120だったのですが、今回はBPM指定機能をつけてみました。「$TEMPO=100」とすると、100BPMでVSQファイルが出来上がるのです。これは最初から要望として出していたものがすぐに実装された好例。

 で、元歌はさきほど書いたとおり、2種類を用意。歌い直しは今回はあまりやってません。どのみちコブチwもあまり回らないし。

 Netぼかりすα版で変換した後の処理ですが、何カ所かキーを外して解釈されたものを修正し、どうしてもここはいかんというフラットなところを1カ所直し、ノートのタイミングを若干前倒しにするところが数カ所、といったところです。あ、歌詞は、「一人」というのを「いちにん」と割り付けられてしまったところを修正。これは、もとから「ひとり」とひらがなにしておくべきでした。

 でも、このバージョンでは修正作業は10〜20分くらいでしょうか。元歌ファイルはけっきょく3つに分割したので、合計で変換・修正作業には30分くらい。去年はじめにやっていた調整作業はたぶん10時間超えていたので、比較すると圧倒的な時間短縮になっています。

 今回は元歌の粗さもそのまま残してありますが、別トラックにPITやDYN情報なしのノートをコピーすれば、未調整のVSQデータが出来上がるので、それとうまく組み合わせれば、もっときれいなデータで、要所要所はこぶしをまわす、といった使い方もできるかと思います。

 それを従来のVOCALOID Editorでの作業でやろうとすると、音高の違うノートをいくつも作って、それをつなげていき、ポルタメントを設定し、さらにPITやDYNをいじる必要があったのですが、それがここでは歌って一発変換。気になるところは波形で処理、というやり方が可能です。

 そこで生きるのは、もちろんこれまでのVOCALOID Editorでの編集ノウハウなので、優れたボカロ使いはさらに高度なことができるというわけ。ほかのNetぼかりすα版テスターのみなさんの作品を聴けば、それがお分かりいただけるはずです。



 自分のNetぼかりすα版試用作品、残る3つはこれです:

関連記事:
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koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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