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2008年9月28日の投稿

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 iPhoneを持って、盛り場を流してみようと思う——そんな気持ちにさせるiPhoneアプリが出てきました。PocketGuitarと組み合わせれば、バンバンも結成できます(参考:拙プレイ「いちご白書」をもう一度)。

 アコースティックギターに特化した伴奏ツールとしてはChord Playというのがあり、それなりに使えるものだったのですが、何ヶ所かけっこう致命的な欠点があり、このままじゃあなあと思っていたのでした。

 それは、プリセットされているコードにセブンスやSUS4など、よく使われるものが入っていないこと、音量が著しく小さいこと、1画面に12個までコードが登録できるが、それ以上は増やせないことなどです。

 その点、9月26日にFrontier Design Groupから出たばかりのギターアプリ「Guitar」(App Storeへのリンク)は、上記の欠点がないだけでなく、ほかのギターアプリにもない新機能が加わっています。

 ちなみにこのソフトベンダーはRain StickやCowBell Plusといったシンプルな楽器アプリを出していましたが、今回のは初の本格的楽器ソフトといっていいでしょう。


 まず、プレイリスト機能。iTunesのようなプレイリストではなく、楽器をプレイするうえでのコードプリセット。曲ごとにコードを10個まで画面上に登録できます。

 ここに登録できるのは、1500以上用意されたというコードだけではありません。12種類のスケール(ブルースとかドリアンとかイオニアンとか)を登録することができ、そこにはスケールの音が表示されており、それに沿ってフレットを押せば、ソロが弾ける(アコースティックギターの音ですが)というわけです。このモードならば、複数のフレットを押さえれば、自由なコードも弾けるため、複雑なコードワークにも対処可能。

 だから、バッキングのコードパターンとソロ用のスケール(低い方と高い方)などを最大10個まで登録。コードもローポジションからハイポジションまで自由に選べます。

 この時点で、はっきり言って、ニンテンドーDSのM-06も超えています。

 さらにユニークなのは、「強弱」と「ピック弾きと指弾き」の両方がサポートされていること。ブリッジに近いほうを弾くと音量が増し、フレットに近いほうは弱くなります。右下のピックと指のアイコンで、どちらかを選ぶこともできます。もちろん演奏中でも選択可能。

 アプリに、天国への階段や、ホテルカリフォルニアのコードのプレイリストが入っています。とりあえずここからスタートすることもできるでしょう。

 エレキギターでPocketGuitarを抜くことは容易ではないと思われますが、アコギのコード系に関しては、これがとりあえずの決定打になりそうです。

koya

 あなたのまわりの人たち、iPhone持っている人がやたら多かったりしませんか? わたしのマイミクはかなりの確率でiPhoneオーナーですが、アイティメディアの特定の媒体では、過半数がiPhoneだったりします。

 で、米国のとあるソフトウェア会社のとある部門でこういうことが起きました。

 「うちの部署は半数以上がiPhone使ってるんだけど、iPhoneの着信音が聞こえたりリマインダーの警告音が鳴ったりすると、いっせいにポケットを探るんだよね」

 「会議の後で、また別の会議があるとき、次の会議の開始15分前になると、何人かのiPhoneのアラームがいっせいに鳴る」

 デフォルトサウンドを変えてないということなんですかね。

 ちなみにこの会社、MicrosoftのMacBUです。

go ahead, mac my day

koya

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プロフィール

松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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