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2007年10月20日 »

 陰謀論まで出回っている、このところの初音ミク騒動は、いずれ誰かがラノベ、もしくはマンガ、アニメに仕立てるのでしょうね。あまりに要素がそろいすぎているので。

・機械の体(PLG100-SG)からスタート
・イラストと名前、声を、既存の歌手から切り取って与えられる(MEIKO)が、人格は発動せず
・既存の歌手ではなく、魂の入ったイラストと姓名、声を与えられ(初音ミク)
とたんに大ブレイクし、1万人を超える分身が生まれる
人格が発動し、独自属性(ネギ、自分が主人公の歌ばかりうたう)を備えて歌い始める
DTMマガジンの体験版でさらに多くの時限分身が生まれる
数千、数万の2次元分身がネット内に増殖
多くの3Dモデリングデータが作成され、ネット内でコネクションを張り始める
テレビで取り上げられ、そのユーザーがバッシングを受ける
・突然、画像がネットから消えていることが確認される(原因は不明
・同じ頃、初音ミクの魂のモデルとなった人物(藤田咲さん)が事故に遭いそうになる

 今後の展開は、

・そのうち、成長しない初音ミクにユーザーがそっぽ
・サーカス団(とか18禁の同人誌とか)に売られる
・さらに月日が流れ、人格を持たない、型番で呼ばれるようなロボット歌手たちが一般的になる
・ある科学者が初音ミクをサーカス団(とか同人誌)で再発見
・ネット上にあった3Dモデリングデータ、総合的な人格を元に、現実の体を持ったアンドロイドに作り上げられる
・MIDI-InとかMIDI-OutとかMIDI-thruとか4声コーラスとかの7つの力を使い、いろいろと活躍
・悪役としてDK、芳賀ゆいなど登場
・かつて初音ミクを捨てたおとうさん(たち)が登場し、ピンチになるとこっそり助けてくれる

といった具合でしょうか。bogusnewsさんがこのあたらりの流れをもとにニュース風短編小説を書いています。

 もはや鉄腕アトムとの類似性は明らかなので、いっそのこと鉄腕アトムの2次創作でどうでしょうか。

 このエントリーを書くために、鉄腕アトムのWikipediaを読んでいたら、「電子頭脳(CPU)の記憶容量は15兆8千億ビット(約1844ギガバイト)」とありました。

 2Tバイトのハードディスクにすれば、とりあえず鉄腕アトムを超えられるのか、と思ったけど、HDDってのはありえないですよね。メインメモリが2Tバイトということだと、Sun Fire X4950がありますが、ちょっとゴツイですね。

 ところで、ITProの連載「短期連載:企業にとってのニコニコ動画」に驚愕。誰が書いているのかと見てみたら、吉川さんじゃあないですか。しかも初回が、

「初音ミク」に注目すべき理由を考えてみた

ですからね。なんでITmediaは執筆依頼をしてないんだろうか。

P.S. 初音ミクの3Dデータがネットの海を泳ぎだしました。「キオ式アニキャラ3D ACT II:形状データ、アップしました」は、後の初音ミク3D化歴史書で「偉大なる一歩」としてページがさかれることになるでしょう。でも、CrossOver Macで六角大王体験版をインストールして形状データを読み込んだらエラーに。あとでParallelsで再挑戦してみるつもりです。

関連記事:
鉄腕アトムで「公式」2次創作を——投稿サイト「Open Post」

koya

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松尾 公也

松尾 公也

Mac誕生前夜の1983年業界入り。
PC Magazine、PC WEEK、MacUserなどを経て、IT業界の裏道を歩みつつ現在に至る。

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