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ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

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クラウドの進展を背景に、日本国内だけでなく、世界的にデータセンターサービス需要は堅調に伸びています。特にアジアにおける新興市場などの急速な市場拡大に伴い、アジア各地でデータセンターの新設が加速していくことが予想され、各事業者はアジアにおけるデータセンター開設を急いでいます。

まずは、アジアを中心紹介します。

<グーグル>

グーグルは2011年に香港とシンガポールにデータセンターを建設する計画を発表し、2012年4月3日には、台湾にアジア最大のデータセンターを建設する計画を発表しています。敷地面積は15ヘクタール、投資規模は3億ドルに達する予定で、台湾のデータセンターの面積は、両データセンターの5倍近い大きさとなります。グーグルのアジア地域内における設備投資の総額は7億ドルを突破すると見られており、アジア地域への市場を重視していることが伺えます(関連記事)。

<アマゾン>

アマゾンは、WIREDの記事によると、アジア地域においては、シンガポール、東京に続き、シドニーと香港に新しいデータセンターの建設を計画しているという可能性が明らかになっています。パブリッククラウド市場においてマーケットリーダーであるAWSが、アジア市場への展開を強化することで、パブリッククラウド市場においてさらにプレゼンスを高めてくることでしょう。

<デル>

プライベート・クラウドとパブリック・クラウドを組み合わせて使いたいという顧客の需要の増大に対応するため、アジアに20以上のデータセンターを開設する計画をたてています(関連記事)。

デルは2012年7月2日、データセンターマネジメントのQuest Softwareを買収することを発表しています(関連記事)。

<NTTコミュニケーションズ>

国内事業者もアジア展開に力をいれています。NTTコミュニケーションズは、グローバルに展開するクラウドサービスの主要基盤として、2012年4月にシンガポールおよびマレーシアにデータセンターを追加開設するなど、アジア地域のディザスタリカバリ拠点や、IT企業や金融機関など多国籍企業が集積するアジアのハブとしての拠点強化を図っています(関連記事)。

NTTコミュニケーションズは、インドにおいてデータセンター関連サービスを提供しているネットマジック・ソリューションズ社の株式取得について株主と基本合意に達し、1月24日、株式譲渡契約を締結しています(関連記事)。

NTTコミュニケーションズはアジア以外においても2012年6月1日、英国のデータセンター事業者 Gyron Internet Limitedの株式取得を発表しています(関連記事)。

NTTアメリカのサンノゼ・データセンターの環境に優しいデータセンターへの対応を進めています(関連記事)。

NTTコミュニケーションズは、データセンターは全世界で125 拠点、サーバールーム総面積約14.4万㎡と世界でも有数のデータセンター事業者となっています。

<NEC>

NECは2012年4月27日、地場STエレクトロニクスとの合弁会社を通じて国内に設立したクラウド対応データセンターの正式稼働を発表しました。NECが東南アジアで同様のデータセンターを開設するのは初めてです(関連記事)。

<富士通>

富士通は2012年4月11日、アウトソーシングビジネス強化の一環として、中国広東省管轄政府系企業と合弁会社「富士通(広東)科技服務有限公司」を設立し、同合弁会社が運営する「富士通中国華南データセンター」を開設しています(関連記事)。

富士通はさらに、中国・広東省の政府機関や現地企業と連携してIT利用の拡大に向けた実証実験を進める協定を締結すると発表しています(関連記事)。

<KDDI>

KDDIは2012年6月6日、中国、香港を含むグレーターチャイナ市場においてデータセンター事業を強化すると発表しました(関連記事)。

13億人を越える中国市場を狙ったデータセンターの開設が相次いでいます。

アジアにおいてデータセンター建設がラッシュを帯びる中、海底ケーブルのあり方なども今後注目度が高まっていくでしょう。
※関連記事
アジアのITインフラの最前線、拡大続く海底ケーブルやデータセンター事情

<フェイスブック>

米フェイスブックはノースカロライナ州フォレストシティに、世界有数のエネルギー効率を誇るデータセンターを開設しています(関連記事)。

フェイスブックは、フェイスブックが中心となり2011年10月27日、データセンターとサーバデザインを公開し、高効率データセンター構築を推進する「Open Compute Project」を推進するための非営利組織「Open Compute Project Foundation」を発足しています。「Open Compute Project」バージョン2のウェブサーバが大規模に配備されるケースとしては、フォレストシティが初めてとなります。

「Open Compute Project 」については、改めてまとめたいと思いますが、こちらの記事が参考になります(ITmedia関連記事),(ITPro関連記事

フェイスブックは、冷涼な気候を求めスウェーデンにデータセンターを建設を進めており、サービス開始は2013年春、“PUE=1.07”の高効率データセンターを目指しています(関連記事)。

また、フェイスブックがフェイスブック、太平洋海底ケーブル網のJV「APG」に出資したのも記憶に新しいところです(関連記事)。

<アップル>

アップルは、ノースカロライナ州メイデンに東京ドーム1個分)もある超巨大データセンターを建設し、さらに拡張を進めています(関連記事)。

また、アップルは、10億ドルを投じてデータセンターとビジネス・センターを米国ネバダ州リノに建設する計画をたてています(関連記事)。

アップルは、カリフォルニア州ニューアークにもデータセンターを建設しています。

米アップルは、iCloudやiTunesなどのサービス拡大に伴い、データセンター需要が急激に増えており、全米各地にデータセンターの建設を急ピッチで進めています。

※関連記事
Apple、100%再生可能エネルギーでデータセンター稼働へ

世界のいけてるデータセンター、データセンターギャラリー

参考ですが、世界には本当にユニークでイケてるデータセンターがたくさんあります。

  • (1)クラウド・エコシステムとは何か? (2012.5.14)
  • (2)登場の背景 (2012.5.15)
  • (3)注目される6つの理由 (2012.5.16)
  • (4)SIビジネスの行方 (2012.5.17)
  • (5)コミュニティの存在感 (2012.5.20)
  • (6)クラウドを推進する団体 (2012.5.21)
  • (7)オープンクラウドの展開 (2012.5.23)
  • (8)クラウド・エコノミクスの視点 (2012.5.24)
  • (9)エコシステムにおけるソーシャル・キャピタルの役割 (2012.5.25)
  • (10)グローバル市場へ (2012.5.28)
  • (11)全体最適化志向の「組み合わせ型」モデルへ (2012.5.29)
  • (12)産業構造の変化と新規ビジネスの創出 (2012.5.30)
  • (13)経営者の視点 (2012.5.31)
  • (14)ベンチャー企業の役割 (2012.6.1)
  • (15)政府の役割 (2012.6.4)
  • (16)自治体クラウド (2012.6.5)
  • (17)教育クラウド (2012.6.7)
  • (18)医療クラウド (2012.6.8)
  • (19)コネクテッド・エコノミー (2012.6.11)
  • (20)ユーザドリブン (2012.6.12)
  • (21)クラウド・イノベーションによる新たな価値創造 (2012.6.14)
  • (22)ベンチャー企業とベンチャーキャピタル (2012.6.15)
  • (23)ソーシャルゲームビジネス<前編>(2012.6.19)
  • (24)ソーシャルゲームビジネス<後編>(2012.6.20)
  • (25)電子書籍ビジネス<前編>(2012.6.20)
  • (26)電子書籍ビジネス<後編>(2012.6.21)
  • (27)スマートテレビの台頭(2012.6.25)
  • (28)スマートテレビ市場をリードするのは?(2012.6.26)
  • (29)スマートテレビのプラットフォーム覇権争い(2012.6.27)
  • (30)スマートテレビ向けの開発者獲得競争(2012.6.28)
  • (31)スマートテレビのこれから(2012.6.29)
  • (32)加熱するIaaSレイヤ競争(2012.7.2)
  • (33)クラウド上で繰り広げられるエコシステム間競争(グーグル、AWS編)(2012.7.3)
  • (34)エコシステムで対抗軸を示すOpenStack、CloudStack(2012.7.4)
  • (35)オープンクラウドを推進するOpenStack、CloudStackとは(2012.7.5)
  • (36)オープンクラウドがAWSを超える日は?(2012.7.6)
  • (37)成長するPaaS市場(2012.7.9)
  • (38)OpenPaaSの登場(2012.7.11)
  • (39)PaaSを展開する国内事業者(2012.7.12) 
  • (40)PaaSレイヤのエコシステム(2012.7.13)
  • (41)国内の郊外型データセンターの動向(2012.7.17) 
  • (42)国内の首都圏データセンターと市場動向(2012.7.18) 
  • (43)グローバルデータセンターの動向(2012.7.19) 

     

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    プロフィール

    林 雅之

    林 雅之

    ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
    国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
    著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

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