『ビジネス2.0』の視点:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) 『ビジネス2.0』の視点

ICT、クラウドコンピューティングをビジネスそして日本の力に!

« 2008年12月22日

2008年12月23日の投稿

2008年12月24日 »

クラウドコンピューティングというキーワードが話題になりつつある9月に、リーマン・ブラザーズが破綻し、世界に大きな衝撃をもたらしました。9月23日に、「お金を金融機関に預けること、情報を事業者に預けること」というテーマでお金と情報を第三者に預けるかについて整理をしましたが、情報をあずけることも第三者に預けることが一般化していくのではないかということを書かせていただきました。

9月には、「メモ:儲かる会社の「グーグル化」大革命」と「メモ:グーグル10年目の大変身」を書かせていただきましたが、東洋経済とダイヤモンド社から同時にグーグルをテーマにした特集記事が出ました。グーグルと企業の関係にフォーカスされていたので、非常に興味深い記事となりました。 

9月後半から「クラウドコンピューティングへの取り組み(1) グーグル」あるように、「セールスフォース・ドットコム」、「IBM」、「サン・マイクロシステムズ」、「マイクロソフト」等の各企業のクラウドコンピューティングの取り組みを整理させていただきました。

クラウドコンピューティングは、大きな変化にもなり、10月15日に、「メモ:クラウドコンピューティングはIT市場を崩壊させるのか!?」を書かせていただきました。IT業界は大きな変化を迫られるのかもしれません。 

そして、一番インパクトが大きかったのは、10月15日が、クラウドを特集として放送したことです。「NHKクローズアップ現代「新情報革命“クラウド”の衝撃」を見て」でも内容を紹介させていただきましたが、多くの方からのアクセスがありました。

10月17日は、「「クラウド化する世界」を読んで」を書かせていただきましたが、10月10日にクラウドコンピューティングをテーマにした本が発刊されました。今のクラウドのトレンドを発電所を重ねながら表現されているところに、非常に興味深く読んだことを記憶しています。 

10月18日に、「クラウド化する情報社会を支えていくのはNGN!?」を書かせていただきました。情報通信学会の大会でパネリストとして参加させていただいたのですが、その際にクラウドとNGNの関係を説明させていただきました。NGNはオープンではないのに、何故クラウドと関係させるのかという反応もありましたが、長い目で見れば、NGNの役割は大きくなっていくのではないかと感じています。

10月の時期は本格的に不景気を実感する月となりました。10月23日に、「不景気になるとクラウドサービスの普及が加速するという話」でも書かせていただきましたが、企業は情報システムを保有することから使用することへと変化し、不況時期にクラウドコンピューティングの普及が加速するのではないかという内容のものです。10月25日には、「メモ:「クラウド」を無視し続けることこそが経営の最大のリスクとなる」と書かせていただいたように、ITガバナンスを考えていく上で、無視できない存在になってきているようです。 

2回目も途中で終わってしまったので、3回目もクラウドコンピューティングに触れていきたいと思います。

MASAYUKI HAYASHI

« 2008年12月22日

2008年12月23日の投稿

2008年12月24日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

林 雅之

林 雅之

ICT企業勤務。クラウドサービスのマーケティングを担当。
国際大学GLOCOM客員研究員。社団法人クラウド利用促進機構アドバイザー。
著書『オープンクラウド入門(インプレスR&D)』『「クラウド・ビジネス」入門(創元社)』

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
business20
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ