マリコ駆ける!:ITmediaオルタナティブ・ブログ (RSS) マリコ駆ける!

翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

« 2013年5月2日

2013年5月9日の投稿

2013年5月10日 »
そもそも人事システムを再構築しようと思ったきっかけは、メンバーのキャリアパスについて考えたからだ。(前回のエントリーで書いた評価軸を決めることはもっと後のフェーズで実際にはやったのだ。)

設立8年目で、40人足らずのメンバーだが、多様性という意味では自慢である。
・65才定年を迎えた社員がでるなど、60才以上がいる
・かたや新入社員もここ数年毎年入っている
・外国国籍の社員も複数いる
・海外赴任経験の長い日本人社員も多い
・マネージャー職は男女半々。

さて、創業期から一緒のメンバーはアラフィフ世代になった。
このアラフィフ世代が皆定年までいてくれたとして、彼らはどういう貢献をしてくれるのだろう?
会社はどう彼らに報いることができるのだろう?
そして、これから新しく入る人たちはarc communicationsでどうキャリアを形成していくのだろう?
そこでメンバーのキャリアパスについて考えるようになったのだ。

現実問題皆が皆マネージャーになれるわけではない。マネージャーはポストの問題があり限りがある。
自分がマネージャー志向だったからついついそちらばかりに目がいっていたが、管理職になんかなりたくない、でもお給料は上がってほしいと思うメンバーもいる。
確かに、お給料は会社への貢献度によってどんなポストでも上がる可能性がある。
会社の業務特性として、マネージャーでなくても取締役になれるキャリアパスがあるんだなとも気がつく。
こういう問題にぶちあたると、大企業の人事制度がなぜそうなっているのか(ライン制度、スタッフ制度など)、実感できる。

そこで、ラインで上級を目指す人も、スタッフで上級を目指す人も共通の評価軸ではかれるしくみがあるとシンプルだと考えた。
2,3の会社の人々と話して、ぱっといいアイディアだと思いついたのがこの評価軸。

A. ノウハウ・スキル
B. 実行力、実現力
C. 会社に与える貢献・影響
D. リーダーシップ・プロアクティブ

そして各々の軸を6段階評価として、
例えば、チーフプロジェクトマネージャーならA3-B4-C3-D4、
エキスパートプロジェクトマネージャーならA4-A4-A4-D3
とすれば、給与とタイトルの両方をすべてこの評価軸で決定できる、トレビアンなシステムと自己満足に陥った。

しかしながら、このコンセプトは私の説明能力不足もあり、よその会社であまりやられていない試みであることもありで、人事担当がプラクティカルに落とし込むのには難航してしまった。

実現に移そうとすると評価軸がMECE(Mutually Exclusive, Collectively Exhaustive 重複なく、漏れなく)じゃないなぁ・・・などと自己矛盾も感じ、色々な物を作ったり考えたり本を読んだりしたのだが行き詰まり、一時棚上げになったのだ。

しばらくしてから、当たり前のことに気がついた。
キャリアパスの前に、会社のミッションを共有して、そのミッションを遂行するためにメンバーにどのようにしてほしいのかメッセージを明確にしないと、キャリアパスの話は出来ないのだと。

そして、前エントリーの作業となったのだ。
そうすると評価軸は下記のように変わった。

・顧客の満足度を高めるオーナーシップとチーム力
・プロフェッショナルなサービスを提供する上で必要なノウハウ・スキル
・会社に利益をもたらす実行力
 
大里真理子

« 2013年5月2日

2013年5月9日の投稿

2013年5月10日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

詳しいプロフィール

Special

- PR -
最近のトラックバック
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
arc
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ