| « 2011年10月11日 | 2011年10月20日の投稿 |
2011年10月21日 » |
自分の人生を振り返るに、成功より失敗から学んだことのほうが大きいと感じる。
ビジネスにおける私の一番の学びは、中国で携帯電話のセールス大失敗にまつわるものだ。
中国という特殊事情を言いわけに、市場を見つめていなかったことの反省。おかしいと思った時に踏みとどまれなかったこと。社内の信頼が下がった時に自分がなすべきこと。
書きだすときりがない。
よって、永井さんの「深く学んで成長するのは、地雷を踏んだ時」には共感する。
しかしながら、部下を育てるにあたって、最近は少々違う考えになっている。
成功体験を作ること、成功事例から学ばせることに意識を集中している。
社内勉強会を時々開くのだが、たいていは失敗事例を共有していた。その失敗から学び、どう今後に生かすかと言うものだ。
あるとき、スタッフが言った。「大里さん、失敗事例の共有ではなく、成功事例の共有をしませんか?」
これは目からうろこが落ちる発言であった。
スタッフの中には失敗から学ぶのが比較的下手だと感じる者がいる。
今まで私はその主な理由を、「どういう情報を収集すべきかの知識」「判断をすべきプロセスの欠如」などと思っていたので、一生懸命、勉強してもらっていたのだ。
しかしながら、何度も何度も失敗例を勉強して、「萎縮してしまう」というのもどうやらありそうだ。
世の中には、「確かに成功から学ぶこと」がうまい人がいる。
自分自身の成功体験だけではなく、周りの人の成功をまねるのが上手なのだ。
そういう人には、失敗を補うだけの成功体験がある。
そう言われて、成功事例のケーススタディをしたのだが、面白いことがわかる。
本人が一番、なぜそれがうまくいったのかわかっていないことだ。
「勝ちに偶然の勝ちあり 負けに偶然の負けなし」というように、失敗の分析はたやすいが、成功の分析は意外に難しい。
成功体験をまねることがうまい某スタッフは、まねるべきエッセンスを抽出する能力がたけているのであろう。ここしばらくは、なぜ成功したのかをスタッフに問いかけてみよう。
<関連エントリー>
| « 2011年10月11日 | 2011年10月20日の投稿 |
2011年10月21日 » |

顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
悩んだときの、自己啓発書の触れ方
考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
なんて素敵にフェイスブック
部下を叱る2つのポイント
第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命