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翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

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2010年8月31日の投稿

2010年9月2日 »

初期のベンチャーの社長は、現場担当の仕事経営の仕事の両方がある。
どちらの仕事の比重のほうが重いかと言うと前者で、かつこちらのほうが緊急性も高く重要だと思う。
もちろん会社がどうやって利益を生み出すのか、ビジネスモデルを考えることはとても重要なのだが、とにかく、日々、生き延びて、オペレーションが安定しない限り、次のステップに進めないのが現状だ。
アメリカのように分業制が進み、アーリーステージから必要な人材を投入できる環境がない日本では、社長はオールマイティにすべてをまかなわなければならいので、とにかく現場仕事が多い。

学校の組織に例えると、社長は校長先生よりも、むしろ用務員さんに近い。意外と思うかもしれないが、売上に直接結びつかないようなことほど、社長の仕事になりやすい。(社員には利益に直接貢献する仕事をしてほしいし、イレギュラーなものほど、判断業務が必要なので、権限のある社長に集中しやすい)

モグラたたきのように、とにかく日々起きた問題・課題・疑問に対処し続ける。
そのモグラたたきをうまくこなしていると、会社の体力がつき、ノウハウがたまり、曲がりなりにも経営は安定してくる。
安定し出すと、このままの路線で安定させたいと思うか、ギアをチェンジして加速させたいと思うか、それとも今やっていることと全く違うことをやりたくなるか、経営者の考えが分かれてくる。

どの道を選ぼうとも、経営者としてより深く考えることが必要になってくる。
アークコミュニケーションズはまる5年たってそのフェーズが来たように思う。

そうなると、じっくり考える場所がほしくなる。社長室のないベンチャー企業は多いと思うが、
目の前に現場の仕事が流れている環境では、じっくり考えることは難しい。

朝早起きしてその時間を作ることはもちろんできるのだが、早起きしないでもうまくいく方法を編み出したい私は、近くのカフェを利用していた。
しかし、パソコンはもちこめてもカフェは、不自由なことが多い。
そこで水曜日をオフにして、誰も社員のいない土曜日に出社して、じっくり取り組みたい仕事にかかることに決めた。

さて、効果はいかに?

大里真理子

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プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

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