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「外国語の固有名詞表記は、原音に似ている漢字を組合わせて書く」と前エントリーに書いたが例外もある。日本語の固有名詞だ。

私「大里真理子」はオオサトマリコという原音に似た漢字をあてるのではなく「大里真理子」という漢字をそのまま使い、中国読みをする。
「da li zhen li zi」 と発音する。日本語の原音とは似ても似つかない。
しかし、オバマが奥巴馬とされたように、オオサトマリコの原音に似た漢字をあてられるより、日本人の私にとっては心地よい。

特に私の場合、大里の中国読みのda liは同じ発音である「大李」を想像させるので、個人的には大変気に入っている。(注:中国には李さんがたくさんいるので、小李、大李、老李のように愛称をつけることが多い)

さて、それでは日本人全員が心地よいのかというと、そうは問屋がおろさない。
日本人にはひらがなやカタカナ名前の人がいるのだ。

女優の「宮沢りえ」さんの場合。苗字は「宮(gong)沢(ze) 」と中国語読みすればよい。
さて名前の「りえ」だが、「li hui」と発音する。「りえ」をどなたかが親切に「理恵」と漢字をあてて(字訳という)、中国語読みしているのだ。

「りえ」が「理絵」でもなく「利恵」でもなく「理恵」が選ばれたのは、漢字のイメージだったり日本語としてのポピュラリティが理由であったりするが、一律に説明できるほどの理由はない。
人気投票のようなもので、複数候補が出れば、時間をかけて淘汰されなんとなく落ち着くところに落ち着く。

ちなみに宮沢りえさんの場合はたとえ他の漢字が選ばれても、発音は同じだ。(四声は違う)

だが、親が子供に名前を付ける時、漢字を使わずわざわざひらがなを選んだのには理由があり、思い入れも強い。
それにもかかわらず勝手に漢字があてがわれてしまうと違和感を感じてしまうのは当然だ。
そしてこれは漢字圏の日本人特有の問題だ。

漢字と言っても、日本にしかない漢字もいくつかあって(咲とか峠とか)、それは一律中国の漢字に変換されてしまうから同じように違和感を感じるかもしれない。

昔は自分の意見を表明する場もなかったが、少なくとも今ならホームページで「私はこう表記したい!」と意思表明することが簡単に出来るようになったことはいいことかも。

それにしても、中国から漢字を輸入した日本だけど、そこから表音文字であるひらがなやカタカナを発明した古の日本人は偉大だったなぁと思うのだ。

大里真理子

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プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

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