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翻訳・WEB・キャリアを極める~楽しく正しく新しい会社経営&オリンピックへの道~

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2009年6月3日の投稿

2009年6月4日 »

クライアントのデザインの要望をすべて聞き取り、もれなく正しくデザイナーに伝えようと思い、デザインの仕様書とそのためのインタビューシートを10年ほど前に作ったことがある。キャリアのスタートがシステムズエンジニアだった私らしい、そして(当時は)形式知化するのが大好きだった私らしい発想だったと思う。

残念ながらその資料が残っていないのだが、概略はこんな感じだった

・デザインの印象にかかわることデザインコンセプト、色味、レイアウトなど
・パーツに関わること: ロゴの利用規約の有無、使ってほしいキャラクター・イラストなど
・コンテンツにかかわること:載せなければいけない文字の確認、メニューの構成など
・技術的な仕様の確認:対応ブラウザー、ファイルの重さ、利用するソフトウェアの種類など

我ながらよく出来たと思って、デザイナーに見せたら・・・総スカンであった(笑)今ならなぜ総スカンを食ったのか理由もわかる。形式知化するという発想自体は決して悪くなかったと思うが、その魂胆に問題があったと思う。

一番の問題は「デザインの印象にかかわること」の項目だ。実際に私が作った仕様書・インタビューシートは、もっと細かくて、このフォーマットを埋めると、デザインはこの路線で制作せざるを得ませんというようなものだった。というか、そうしたかったのだ。今から思えば、顧客が万が一デザインを気に入らなかった時の言いわけに利用しようという思惑があった。

一方、デザイナーにとっては、このインタビューシートのせいでデザインをする上での選択肢がとっても限られやりにくくなってしまった。インタビューシートに沿って私が質問すると顧客はとにかく答えなければいけない。しかし、顧客は「素敵」であれば色は何色でも形もなんでもよかったりするのに、「赤」とか「左側にメニュー」とか決めなければいけない。前エントリーに書いたが、グラフィックデザインのプロでない顧客に対して、いきなり細かい仕様を固めても、顧客にとってもデザイナーにとってもろくなことはない。

さて、今の当社の状況はどうかというと・・・デザイナーのスキルがあがり、アートディレクターなる存在が出来、営業の経験も増え、暗黙知の共有がうまくいき、自然に問題は解決してしまった。(私がアートディレクションを出さなくてすむようになったのが一番の問題解決のような・・・^^;)

しかし、形式知の話に触れて、今の私ならもう少しまともなデザイン仕様書が出来るのではないかと思ってみたりするのであった。

大里真理子

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プロフィール

大里真理子

大里真理子

(株)アークコミュニケーションズ 代表取締役社長
<目指せグローバルなビジネスコミュニケーション!>
翻訳/通訳/ローカリゼーション・Web/クロスメディア制作・
ライティング・人材派遣/紹介を営む

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