なぜ、テレビはオールドメディアだとか、オワコンだと言われるのか
最近は、オールドメディアという言葉を耳にする機会が増えました。主に、テレビのことを指しているようです。もちろん、新聞、雑誌(主に週刊誌)、ラジオを含むようですが、よく取り上げられるのはテレビですね。
さて、テレビのことを、オールドメディアとか、中には口悪い人がオワコンと言ったりしていますが、なぜそう言われているのか、を考えてみました。
そこには、大きく2つの原因というか、番組の種類があるようです。
一つには、番組制作費の削減。ドラマで言うと、VIVANTという大きな制作費がかかったと思われる番組もありますが、大抵は制作費を抑えて、こじんまりとしたドラマになっていくそうです。
そして、バラエティ番組はもっと分かりやすいですが、豪華なスタジオを構築できない。なので、ロケと呼ぶ、外で撮影した番組。路線バスに乗るとか、歩くとか、食べるとかで、スタジオも作れないので、貸しスタジオなどでグリーンバックで撮影し、スタジオにいる人は、二言三言コメントを言うだけ。
もちろん、その場所に詳しい人が話す、アド街ック天国のような番組もありますが、珍しいですよね。アド街は大好きです。
そして、もう一つ、こちらが大きい要因であると思うのですが、報道バラエティと呼ばれる、ニュースを取り上げるけど、コメンテーターの多くは素人。そのことに詳しい人は少なくて、あるいはいなくて、それでニュースにコメントしているものですね。
コロナ禍では、現場に行くことはない、ずっと毎日テレビに出ているだけの大学の教授(常任ではない)のコメントを垂れ流したり、中には本物の現場に携わって、自分の意見を持っているプロフェッショナルは、出演を断ったりとかもあったようです。
こういうことをやっている中で、視聴者の情報源は多方面にあるので、「あれ?なんか違う」となってしまい、どんどんテレビから離れていってしまったのだと思います。
もちろん、先日も選挙がありましたが、選挙期間の変な制約も、視聴者の興味から離れていく大きな要因でしょうね。
子供の頃からのテレビ好き、テレビっ子であった人間としては、大変もどかしく感じている今日この頃です。