ブログまとめ:ウクライナのドローン戦術とドローン空軍機技術に関する過去投稿3本の紹介
ウクライナのドローン戦術及びドローン空軍機技術に関する投稿が、あちこちに散在している状況なので、ここでまとめてみました。各投稿の紹介文もあります。新しいものから古いものへ並べています。
対ロ戦時下で高度な発展を遂げたウクライナのドローン技術とエコシステム。パランティアも最大限活用(2026/3/11)
ウクライナのドローン技術とエコシステムの進化
ウクライナは戦時下で、国家調整プラットフォーム「Brave1」を軸に、世界最先端の軍事テック・エコシステムを構築しています。1,500以上の企業が加盟し、資金調達から戦場での実証、量産までを一気通貫で支援する仕組みが機能しています。特に米パランティア社との提携による「AIデータルーム」では、実戦データを用いた自律型アルゴリズムの訓練が行われ、人間が操作せずともジャミング環境下で目標を追跡・攻撃する「アルゴリズム戦争」への転換が進んでいます。また、無人水上艇(USV)によりロシア黒海艦隊を機能不全に追い込むなど、非対称戦におけるドローンの圧倒的優位を実証しています。
【米国の軍事戦略は
ソフトウェア定義戦争へ大きく転換】
米国の防衛モデル転換と
日本防衛産業の未来
〜防衛AIテック大手2社の動向と戦略から読み解く日米防衛協業の実像〜
Replicator構想やJADC2、そして台頭するAndurilとPalantir。AI主導の「ソフトウェア定義戦争」時代において、日本の防衛産業(三菱重工、富士通など)がいかに共創し、活路を拓くかを解説します。
講師:今泉 大輔(株式会社インフラコモンズ 代表)
主催:SSK 新社会システム総合研究所
ゼレンスキー大統領が国連総会で警告した現在「ドローン戦争」と近未来「AIドローン戦争」の脅威。日本はどう対処すべきか?(2025/9/25)
「ドローン戦争」から「AIドローン戦争」の脅威へ
ゼレンスキー大統領が国連総会で発信したメッセージを基に、現在のドローン戦が、近い将来「自律型AIドローン」による戦いへと激化する警告を解説しています。安価なドローンが、戦車や防空システムといった高額な兵器を無力化する現状は、従来の軍事バランスを根底から覆しています。さらにAIがターゲットを自動判別し、通信が遮断された環境でも任務を遂行する段階に入りつつあります。これは単なる技術更新ではなく、戦争のルールそのものが変わる「iPhoneモーメント」です。日本にとっても、既存の防衛概念を捨て、いかにしてこの新しい脅威に対処し、防衛産業を適応させるかが急務となっています。
「ウクライナ軍がロシア空軍基地に壊滅的打撃を与えた作戦に用いられたAI」でわかったこと(2025/6/8)
AIがロシア空軍基地を壊滅させた「スパイダーウェブ作戦」の教訓
2025年に実行されたウクライナ軍の「スパイダーウェブ作戦」は、AI搭載ドローンがロシアの長距離爆撃機戦力の約3分の1を損傷・破壊した軍事史上初の事例です。ドローンは博物館の旧型機で学習させたAIを用い、自律的に標的を識別して突入しました。数千ドルのドローンが、合計70億ドル以上にのぼる戦略兵器を破壊した事実は、巨額の軍事費を投じる従来の防衛モデルの終焉を予感させます。この作戦は、AIと安価なハードウェアの組み合わせが、国家の基幹戦力を無力化できることを示しました。ソフトウェア定義の戦争が現実のものとなり、世界の軍事戦略が再定義される転換点となったことを詳述しています。