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20年以上断続的にこのブログを書き継いできたインフラコモンズ代表の今泉大輔です。NVIDIAのフィジカルAIの世界が日本の上場企業多数に時価総額増大の事業機会を1つだけではなく複数与えることを確信してこの名前にしました。ネタは無限にあります。何卒よろしくお願い申し上げます。

ロボット用OS「ROS 2」の日本のエコシステムについて興味深い事実が判明した

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私は工学系の素養がないため、そこはChatGPTに頼りっぱなしであることをお断りしておきます。私の専門領域は海外の産業市場調査であり、特定の産業の未来予測等を自分の強みとしています。現在はAIが使えるので中国語、ドイツ語、フランス語等の言語の壁も消失して調査可能領域が飛躍的に拡大しました。

現在注力しているのはロボティクス全般のうちいわゆるヒト型ロボ(ヒューマノイド)と自動車業界のSDV動向、中でもADAS関連です。双方にNVIDIAの技術スタックが関係しており、Omniverse上でデジタルツインを構築してトレーニングやシミュレーションをすることによって従来は得られなかった高速な試行錯誤ができることに妙味を見出しています。

以下でROS 2についてChatGPTに書かせているのはNVIDIAのロボット開発技術スタックの中でロボット用OSとしてROS 2の占める役割が大きいからです。


ROS 2について(以下はChatGPTによる)

ROS 2(Robot Operating System 2)は、ロボット開発のためのオープンソースのミドルウェアプラットフォームです。名前に「Operating System(OS)」とありますが、実際にはLinuxやWindowsの上で動く「分散処理のための通信基盤+ライブラリ群」です。以下にわかりやすく解説します。

ROS 2とは?一言でいうと...

ロボットに「目・耳・脳・手足」を与えるための共通言語(ソフトウェア基盤)

ROS 2の基本的な役割

ロボットには多くの機能が必要です:

  • センサーからのデータ取得(カメラ、LiDARなど)

  • 地図作成(SLAM)

  • 自己位置推定(Localization)

  • 経路計画(Path Planning)

  • モーター制御(Actuation)

これらの処理を、モジュール(ノード)単位で管理・通信できるようにするのがROS 2の役割です。

ROS 2の基本構造

構成要素 機能
ノード センサー処理、制御、認識などの単位プロセス
トピック(Topic) ノード間で非同期にデータをやり取りする通信手段
サービス(Service) 同期通信を行う手段(リクエスト・レスポンス形式)
アクション(Action) 長時間処理のための非同期・途中キャンセル可能な命令
DDS(Data Distribution Service) ROS 2の通信基盤、ミドルウェアを抽象化

ROS 1との違い(なぜROS 2が必要?)

比較項目 ROS 1 ROS 2
リアルタイム性 低い 対応可能(RTOSとも連携)
セキュリティ 非対応 DDSベースで暗号化・認証対応
OS対応 Linuxのみ Linux、Windows、macOS、RTOSなど広範囲
分散処理 弱い IoT/分散システムに対応
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