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リサーチのプロとして長いこと歩んできた今泉大輔です。ChatGPT出現以降、Facebookで「ChatGPTとMidjourneyのビジネス活用を探って行く勉強会」を立ち上げ、「ビジネスパーソンにとってのAI」の観点で米国情報を収集して来ました。知的アウトプットの質と量を向上させるプロンプトの開発にも取り組んでいます。

速報:ムンバイが公共交通統一ICカード案件の資格審査受付中(ただし締切は1月3日)

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ムンバイメトロの関連を調べていてたまたま見つけた記事で、ムンバイの都市開発を取り仕切っている公的機関Mumbai Metropolitan Region Development Authority (MMRDA)が12月12日から、ムンバイ都市圏のモノレール、メトロ、バスで統一的に利用できるICカードの総合的なシステムの設計、施工、ファイナンス、オペレーション、トランスファーを行う事業者の事前資格審査申込を受け付けていることを知りました。
PPPの仕立てなので、設計・施工を自ら調達した資金で行い、ICカードを売って得られる収入で長期的に回収するスキームのようです(あるいはサービスを丸ごと提供して、サービスフィーをムンバイ市側からもらうスキーム?)。想定事業費は約50億円(350crore)。サイズは小さいですが…。

それから、12月12日から始まった募集の締切が、応募要項を読むと何と2012年1月3日です。すみません、こういうタイミングで見つけてしまったもので。

事前資格審査通過の条件の1つは、1日100万件のトランザクションを処理する交通ICカードシステムの経験がある事業者であること。日本の大都市圏の公共交通ICカードシステムを手がけたことがあるメーカーさんなら、難なく条件をクリアすると思います。その他の条件などについてはRFQのドキュメントをお読み下さい。

RFQドキュメントはMMRDAサイトのTenders and Noticesセクションにある"RFQ for Integrated Ticketing System (ITS) Project"をクリックして、社名など必要事項を入力すると、数分後にメールで自動的に送られてきます。ドキュメントは68ページあるしっかりしたものとなっています。Applicationは社名などごく常識的な項目に記入すればいいだけです。5万ルピーの申込金を支払う必要があります。

次回はこの種の案件情報が見つかったら、もっとすばやくお知らせできるようにがんばります。

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