DX解説(5)デジタルトランスフォーメーション(DX)のフレームワーク
企業が DX の具体的なアクションを組織の成熟度ごとに設計できるように、DXをデジタイゼーション、デジタライゼーション、デジタルトランスフォーメーションという 3 つの異なる段階に分解することができます。
DX の取組領域を明らかにするために、DX の各アクションを取組領域と DX の段階に分けて「DX フレームワーク」として整理をしています。
各ステップはデジタイゼーションからデジタルトランスフォーメーションに向かって左から右へ進行しますが、目指すデジタライゼーションやデジタルトランスフォーメーションをゴールに設定した上で、逆算して今後の取組を検討する際に参照されることを想定しています。
デジタル化の対象として、「ビジネスモデルのデジタル化」、「製品/サービスのデジタル化」、「業務のデジタル化」、「プラットフォームのデジタル化」をあげています。
製品やサービスの場合は、単純なモノ売りではなく、デジタルサービスとして展開していくことがDXのポイントとなります。
また、デジタル化を進めるためには、デジタルプラットフォームの整備も重要となります。
DXの推進にあたっては、人や組織の整備も重要です。これまでのメンバーシップ型雇用から、デジタル化が進み、さらに新型コロナウイルスの感染拡大の影響も上、ジョブ型雇用が進んでいくでしょう。
CIOやCDXOなどの推進役の存在も重要です。
出所:経済産業省 デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ 2020.12
※経済産業省は「デジタルトランスフォーメーションの加速に向けた研究会 中間とりまとめ」(2020年12月28日)を公表しており、この資料からも適宜引用しています。