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日本語のブログ数は世界一だが、4割はスパム

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昨年4月、テクノクラティが世界で最もブログを書いているのは日本人という調査結果を発表しました。昨年の4月の時点で日本語のブログ全体に占める比率は37%で前四半期33%から拡大傾向にあります(関連記事)。


国内ブログの4割がスパムブログ

ニフティは3月26日、スパムブログやアダルトブログを自動判定できる新技術を使って、国内ブログの約9割強・45000万の記事をサンプリングして分析したところ、4割がスパムブログだと分かったと、発表しています(関連記事)。

スパムブログは、「引用スパム」、「アフィリエイトスパム」、「ワードサラダ」そして「自動マルチポスト」などがあり、広告への誘導やわいせつ記事を含むもの、そしてワンクリック詐欺のものもあるようです。


ブログの信頼度は?

世界的に見ても日本のブログ数は増え、Web2.0や集合知、そしてCGM(Consumer Generated Media)と呼ばれクチコミマーケティングとして注目を浴びましたが、スパム比率が4割となれば、ブログに対する信用度も次第に落ちてくることが考えられます。


ブログの先行き不安

「ブログ限界論」や「ブログバブルが崩壊し不良債権化する時期が来てしまうのか?」などでご紹介したように「ブログバブル崩壊」等とブログに対するネガティブな意見も増えてきました。また、「クチコミブログ広告市場は2010年に4倍になるのか!?」でも書かせていただきましたが、矢野経済研究所はこれからもブログ数が増え、同時にクチコミブログの広告市場が伸びるとしています。果たして増え続けるスパムブログが存在する中でこのまま順調にマーケットを伸ばしていけるのでしょうか? またこのような状況下の中でブロガーがこのまま先も継続的にブログを書き続けることができるのでしょうか?

日本の景気の先行に不安感が出ているところですが、ブログの先行きも不安を感じるところです。


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