IT系専門サイトの実名ブログ、ユーザからの評価は?
インターネットが普及しそしてWeb2.0の潮流により、専門家だけでなく一般のユーザも情報発信するようになり、“情報洪水”から今や“情報爆発”と呼ばれる時代になりつつあります。
私自身の情報収集方法は、朝は、Googleニュースで話題の記事や、キーワード登録で自分の関心のある記事を軽くチェックします。そして新幹線の中では日経新聞に目を通し、夜にはITmediaやCNET等のIT系専門サイト、そしてITに関するブログをできるだけ時間をかけて読むようにしています。
そして、自分自身が関心のあるテーマに関しては、情報のインプットだけでなく、自分なりに解釈し、オルタナティブ・ブログでアウトプットをするようにしています。
ここで、興味深い調査結果があったのでご紹介しましょう。
日経BPコンサルティングは1月25日、「IT系サイト利用実態調査2007」を公表しました。調査結果の主なポイントは、
ビジネスパーソンが参考にするのは「企業のホームページ」より「専門メディアのWebサイト」で、製品やサービスの購入・導入関与者に、参考にする情報コンテンツとして最も客観的で信頼できると思うネットメディアとして、“専門メディアのWebサイト”が65%、“企業のHP、ブログ”が17%、“検索エンジン”が11%、“一般ニュースサイト”が3%、そして“個人のHP、ブログ”が3%となっています。
Googleニュースを読むと、主に全国紙や地方紙、そしてIT系等の専門サイトが掲載されていますが、時々、キーワード登録記事等においてITmediaやCNETのブロガーが書かれている記事(ブログ)を目にすることがあります。私が書く記事(ブログ)も時々登場することがあります。
ITmediaやCNETのブロガーの記事は、Googleニュースに掲載されており、かつIT系の専門サイトの中で書かれているということから、当然ユーザにとっては、信頼の高い記事(ブログ)であるという認識を持っていると思われます。一方、個人のブログはクチコミの影響力等で一定の評価は得ているものの、製品やサービスの購入・導入関与者に、参考にする情報コンテンツとしては、まだまだ高くはないというのがこの調査結果からわかります。
では、“専門メディアのWebサイト”でもあり、“個人のHP、ブログ”でもある、ITmediaやCNETのブログはどれくらい信頼されているのでしょうか? もちろん、当然評価され信頼されているブロガーもいれば、そうでない人もいるでしょう。ユーザは、最初は信頼してアクセスしてくれるかもしれませんが、内容の質が良くなければ、ユーザは離れ信頼を失うこともあるでしょう。
私自身、6月から毎日このオルタナティブ・ブログを書き続けていますが、“信頼できるIT系専門サイトのブログ”と思われるようにこれからも意識して書き続けていきたいと考えています。