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2013年5月23日の投稿

先回に引き続き、HTC J ONEをタッチ&トライしてきた結果をお伝えいたします。
タイトルで触れたNFC typeA/BとFelicaの前に、イベントに参加されたブロガーの方からの注目度の高いカメラ性能について私も紹介したいと思います。
庭の暗闇を撮影した画像を持ち帰りそこねてしまい、肝心の高感度特性を紹介できませんが変わりとなる画像はこちら。
Media20130520_6
会場のシャンデリアが入る形で撮影した画像です。シャンデリア自体は明るすぎて細部が見て取れません。そこで液晶画面からシャンデリア周辺をタップして露出を合わせてみました。
Media20130520_5
するとこんな感じにシャンデリアの細部まで見えるよう露出が調整されました。となると画面下部の暗い当たりが結構厳しいかなというところなのですが、それほど黒く潰れていません。もしこれが結婚式の写真だったとしたら、シャンデリアの華やかな細工と共に会場の楽しいムードも記録できるんじゃないかと思います。
HTC J ONEのスペック説明では「高感度」は謳われていても「広ダイナミックレンジ」とは名言されていませんでしたが、いろいろな状況に対応しやすいカメラが載っているように感じられます。
さてFelicaとNFC typeA/B周りについてです。HTC J ONEではこれらがすべて搭載されています。
#用語定義についてはこのリンクを参照下さい。
Sony Japan | FeliCa | NFCについて | NFCの定義 http://www.sony.co.jp/Products/felica/NFC/
NFCメニューを呼び出すと、中にはFelicaで提供されるサービスである「おサイフケータイ」とNFC typeA/Bで提供されるサービスである「NFCタグリーダー」が表示されました。
Media20130520_1
おサイフケータイを起動すると、「あー」という並びの標準的な電子マネーサービスが複数表示されました。掲載しようかと思いましたが、こういったタッチ&トライイベントにつきものの「正式にサービスが提供されるかどうか確定していない」という可能性も考慮しまして、混乱を避けるため紹介を控えさせて頂きます。
こちらがNFCのタグリーダーを起動させた画面です。ShareやWritingといった機能が表示されます。
Media20130520_4
NFCの特徴のひとつに端末同士の情報のやり取りが簡単であることがあります。Android Beamという機能名で知られるこの機能、ガラケー同士でアドレス帳の交換をするときに赤外線を使っていたように、とても簡単に情報のやり取りができます。赤外線通信との大きな違いとして、下のリンクのようにデジカメとの連携にも使われています。(GF6とHTC J ONEが連携可能かどうかはわかりませんが。)
料理も認識、NFCとWi-Fiも搭載した小型軽量ミラーレス「DMC-GF6」 - ITmedia デジカメプラス http://camera.itmedia.co.jp/dc/articles/1304/09/news068.html
例えばShareのメニューはこのような表示でした。NFCタグ付きのポスターを読んだり、電話番号やURLを友達同士で交換したりということができるようです。GPSは座標を教えてあげるのでしょうか?おまわりさんが道案内で座標くれたらおもしろいですね。
Media20130520_7
ただ、鉄道事業者によっては改札機を通る際にNFCのtypeA/Bの機能をOFFにした状態でFelicaを使ってくださいというような旨のアナウンスをしています。
JR東日本:モバイルSuica>よくあるご質問 http://www.jreast.co.jp/mobilesuica/smartphone/faq.html
『モバイルSuicaを改札機等にタッチしてお使いいただく際には以下の設定を行なってください。
「設定」-「ネットワーク設定」-「NFC/おサイフケータイ設定」-「NFC R/W P2P」⇒OFFに設定』
これまで一般向けに広く注意喚起されるようなことはなかったわけですが、それは実際に問題が起こらないことを意味しているのか、それとも両対応のスマートフォンが少なかったからなのかによって大きく意味が変わってきます。今後の両対応のスマートフォンの普及動向には注目したいところです。
ちなみにNFC typeA/Bで日本の自動改札機を通れるようになんないの?という疑問に対しては、必ずしも日本の状況と正確に一致するかどうかはわかりませんがこんな記事を見つけたので参考までにご紹介いたします。
ロンドン地下鉄がNFCでの乗車券サービスを始められない理由 | ASCIIネット http://www.ascii.ne.jp/2012/06/13/%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%89%E3%83%B3%E5%9C%B0%E4%B8%8B%E9%89%84%E3%81%8Cnfc%E3%81%A7%E3%81%AE%E4%B9%97%E8%BB%8A%E5%88%B8%E3%82%B5%E3%83%BC%E3%83%93%E3%82%B9%E3%82%92%E5%A7%8B%E3%82%81%E3%82%89/
さて最後にHTC製スマートフォンのユーザなら誰もが高い満足度を抱いているであろう機能についてご紹介いたします。それは何かと言うと「標準ブラウザ」です。
こちらはITmediaオルタナティブ・ブログを表示した画面のスクリーンショットです。スマホに最適化されていない画面ですのでPCブラウザ同様の表示となっており、細部の文字はもちろん読めません。多くのスマートフォンではこれを拡大すると文字の折り返し処理が甘く、行末が見きれてしまう現象が発生します。
Media20130520_11
ところがHTCのブラウザは行末の折り返し処理の精度が非常に高いのです。例えばGalaxy S3αでは拡大時の折り返しがうまくいかないオルタナティブ・ブログの記事でもHTC J ONEならばこのように表示することができます。(DHDの時代からできます)
Media20130520_10
ちなみに最大のウィンドウ数は16でした。Chromeも良いブラウザとは思いますが、実際に使ってみると短時間とはいえHTC標準ブラウザの優秀さが心に残りました。
ということで今回の記事ではHTC J ONEの主にソフトウェア面をご紹介させていただきました。
基本的に写真は出しつくしましたが、「●●はどうでした?」というとことがあれば質問ください。それでは!
yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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