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今日、東京メトロで「眠くて」という理由でドアを開け忘れるという出来事があったそうです。報道によると22時30分まで勤務して翌日は5時30分から乗務したということで、電車の運転士さんの感覚だとどうなのかは存じませんが、自分の感覚からすると眠くなるのも仕方ないような気もします。

誠ブログで樋口健夫さんの「ねむけおばけ」に関するエントリを読みました。長距離バスの事故が相次ぐ中で、眠くなるのはしかたないとする考えはもっともに感じます。

私自身の経験だと一番危ないと思ったのは高速道路でバイクに乗っていたときに寝そうになったこと。3秒くらい意識が飛んだと思ったら車線の真ん中を走っていたはずが車線付近まで横移動していて肝を冷やしました。それでも次のパーキングエリアに着くまではスッキリ目覚めた感じでなく、やっとバイクを止めたところで恐ろしさでハッキリと目が醒めました。

さてこの「眠さ」ですが、メカニズムがよくわかってない部分が多いと言われています。打ち合わせ等で眠そうにしている人を見ると「だらしない」とか「やる気がない」とか思ってしまいがちです。しかし「ねむけおばけ」についての↑のエントリを読んでいると、それはひょっとして間違っているのかもしれないとも思います。

確かにおもしろくないときに眠気を感じることは多いですが、それでは精神力だけで眠気を完全に吹き飛ばせるかと言うとそうでもないように思います。もちろん前後の睡眠時間をやりくりして昼間に眠気が来ないようにする努力はあってしかるべきと思いますが、お腹がなったりお腹が空いたりするのを完全にコントロールするのを難しいように、眠くなるのはコントロールできないものであるという共有意識ができると暮らしやすい世の中になるのではないかと思います。

また、背の高さや顔つきに個人差のあるように、睡眠時間や昼間の眠気の個人差も大きいのかもしれません。「だらしない」と思われないためにほとんど意識を飛ばしつつなんとか起きている1時間よりも、15分休憩して45分元気に働いたほうが良いはずです。

しかし現実的には真剣な仕事をしている時に「眠いからちょっと待って」と言える社会というのはなかなか難しそうです。そこで「休日分散化」よりも「午睡義務化」なんていうのを検討するのはどうでしょうか。それはそれで分散化しないといけなそうですね。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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