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twitterのようなミニブログでは100字前後という短い文章を投稿します。また、mixiの日記も比較的短い内容であることが多いように思います。

そんな中で2008年10月1日よりソフトバンクのメール受信時の無料部分が全角で50文字と短くなってしまいました。私は旧ジェイフォンかららそのままソフトバンクに至るまでユーザを続けていますが、ジェイフォンからソフトバンクに至るまでなんとなくメールを短くまとめるクセがついてしまっています。これまでならばちょうど無料で受信できるくらいの長さのメールを書くところを50文字に圧縮するか諦めて書くかしかありません。諦めて書く場合はつい余計なことまでだらだらと書いてしまいがちなところが不思議です。

さてこの50文字への改定や批判うずまくY!ボタン押下時のトップページの課金については、ソフトバンクユーザの1人あたり料金が低いことから来ているという論調をネットで見かけます。これら2つの改定はパケット通信に関する改定です。ソフトバンクにもパケットを定額制にするプランがあるため、既に定額になっている人はメールの続きを読もうが読むまいが、Y!ボタンのトップページが有料だろうが無料だろうが料金は変わりづらいことになります。

となると、現行パケット定額にしていない人をパケット定額に引き入れるか、またはパケット従量制のままでパケット通信を増やして欲しい、というところがこの一連の改定の狙いなのではないかと思います。と考えると、今のソフトバンクユーザの多くはホワイトプランに最低限のオプションをつけ、通話は21時前にソフトバンク同士で行い、パケット通信はメールのみ、ウェブは家に帰ってPCで見るというスタイルが多いのではないかと思います。だからこそ狙われているのではないか、と。

まさしく自分がそうなのですが、今回の改訂に反発している人はそう簡単にパケット通信を増やしたり定額プランに切り替えたりしてくれるとは思えません。以前、技術的にメールが100文字ちょっとしか受け取れなかった時代に、PCに届いたメールを何通かのメールに分割して携帯電話宛に転送するというサービスがありました。メールアドレスを収集して迷惑メールを送りつけるような悪徳サービスもありましたが、そういったサービスの質の悪さだけでなく、受信できる文字数が拡大されたことにより最近では見かけなくなりました。これを復活させるとおもしろいのではないかと思います。

そしてそれ以上に、50文字という世界で勝負するメルマガがあったらどうでしょうか。この左の一文で約40文字です。ここから考えると50文字で伝えられるテーマは限られてきそうです。簡単に思いつくものとしてはこんな感じでしょうか。

  • 天気
  • マーケット情報
  • スポーツ
  • ニュース
  • 名言
  • 占い

他には、ミニブログならぬミニメルマガというのがあっても良いかもしれません。内容は日記のようなものでも何でも良いと思います。50文字だったら読むほうも書くほうも楽ですので、おもしろいものさえ書くことができれば多くの読者を得られるでしょう。

また、メール1通につき50文字以内の1文で書かれた連載小説があったらおもしろいんじゃないでしょうか。新聞の紙面スペースの都合から4コマ漫画が生まれたように、こういった環境の変化からおもしろい作品が出てくれば良いと思います。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

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