« 2008年6月9日

2008年6月10日の投稿

2008年6月11日 »

以前、京都市に住んでいたときのことです。可燃ごみの袋に「燃やすゴミ」と書いてありました。

なるほど、と思いました。燃えるゴミというと勝手に燃えて無くなってくれそうな印象がありますが、ゴミはあくまで人間が手を加えて燃やすものなんですね。

「燃えるごみ」か「燃やせるごみ」か | エキサイトニュース
http://www.excite.co.jp/News/bit/00051082531383.html

ダイオキシンの規制が無い頃、近所で焚き火ができた時は落ち葉や新聞などを燃やしてましたので勝手に燃えてくれるというイメージがありましたが、家庭ごみは生ゴミから出る水分等が多く燃えにくいこともあるそうです。そういった場合はレジ袋が減ると余計に燃えづらくなってしまうとか。なかなかバランスを取るのが難しそうですね。

さて情報システムの開発においても言い回しに気を遣う場面があります。「~してください」という言い回しと「~できます」や「~しても問題ありません」や「~が可能な状態になりました」という言葉で微妙にニュアンスが違い、こちらはこれでいいと思ってもお客様からNGをいただくことがあります。

設計書を書くにしても、「端末にファイルを作成します」とあった場合に人が作るのか、プログラムが作成するのか、サーバからネットワーク越しに配信されてくるのか、不明瞭になってしまっては意味がありません。設計書として意味のある文章を書くとすると、「プログラムが端末内にファイルを作成します」というように主語を明確にしなくてはいけないでしょう。場合により、どのようなファイルを、いつのタイミングで、端末内のどこに、という部分を詳細化していくことになると思います。

という方式で考えると、皆様の税金で建てられたごみ焼却施設で職員が「燃やす」ゴミと、焼却炉内で火をつけた時に「燃える」ゴミと言うことができそうです。やはり前者のほうが何となく環境に負荷を与えているような印象を受けますし、ゴミを減らせば職員さんも大変な思いをしなくて良いのかな、というようにも感じます。

きょこさんのブログで以前この話題が取り上げられた際は「燃やしてもよいゴミ」という意見もありました。さらに一歩進めれば「燃やしても取るに足らない資源しか含まないゴミ」や「リサイクルできないので燃やすしかないゴミ」のようにしたほうがリサイクル率が上がるかもしれません。

きょこ コーリング > 燃えるゴミじゃなくて燃やすゴミ : ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/kyoko/2006/06/post_87a0.html

皆さんはどちらに慣れ親しんでおられますでしょうか。

yohei

« 2008年6月9日

2008年6月10日の投稿

2008年6月11日 »

» このブログのTOP

» オルタナティブ・ブログTOP



プロフィール

山口 陽平

山口 陽平

国内SIerに勤務。現在の担当業務は資金決済法対応を中心とした資金移動業者や前払式支払手段発行者向けの態勢整備コンサルティング。松坂世代。

詳しいプロフィール

Special

- PR -
カレンダー
2013年5月
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
yohei
Special オルタナトーク

仕事が嫌になった時、どう立ち直ったのですか?

カテゴリー
エンタープライズ・ピックアップ

news094.gif 顧客に“ワォ!”という体験を提供――ザッポスに学ぶ企業文化の確立
単に商品を届けるだけでなく、サービスを通じて“ワォ!”という驚きの体験を届けることを目指している。ザッポスのWebサイトには、顧客からの感謝と賞賛があふれており、きわめて高い顧客満足を実現している。(12/17)

news094.gif ちょっとした対話が成長を助ける――上司と部下が話すとき互いに学び合う
上司や先輩の背中を見て、仕事を学べ――。このように言う人がいるが、実際どのようにして学べばいいのだろうか。よく分からない人に、3つの事例を紹介しよう。(12/11)

news094.gif 悩んだときの、自己啓発書の触れ方
「自己啓発書は説教臭いから嫌い」という人もいるだろう。でも読めば元気になる本もあるので、一方的に否定するのはもったいない。今回は、悩んだときの自己啓発書の読み方を紹介しよう。(12/5)

news094.gif 考えるべきは得意なものは何かではなく、お客さまが高く評価するものは何か
自社製品と競合製品を比べた場合、自社製品が選ばれるのは価格や機能が主ではない。いかに顧客の価値を向上させることができるかが重要なポイントになる。(11/21)

news094.gif なんて素敵にフェイスブック
夏から秋にかけて行った「誠 ビジネスショートショート大賞」。吉岡編集長賞を受賞した作品が、山口陽平(応募時ペンネーム:修治)さんの「なんて素敵にフェイスブック」です。平安時代、塀に文章を書くことで交流していた貴族。「塀(へい)に嘯(うそぶ)く」ところから、それを「フェイスブック」と呼んだとか。(11/16)

news094.gif 部下を叱る2つのポイント
叱るのは難しい。上司だって人間だ、言いづらいことを言うのには勇気がいるもの。役割だと割り切り、叱ってはみたものの、部下がむっとしたら自分も嫌な気分になる。そんな時に気をつけたいポイントが2つある。(11/14)

news094.gif 第6回 幸せの創造こそ、ビジネスの使命
会社は何のために存在するのでしょうか。私の考えはシンプルです。人間のすべての営みは、幸せになるためのものです――。2012年11月発売予定の斉藤徹氏の新著「BE ソーシャル!」から、「はじめに」および、第1章「そして世界は透明になった」を6回に分けてお送りする。(11/8)

オルタナティブ・ブログは、専門スタッフにより、企画・構成されています。入力頂いた内容は、アイティメディアの他、オルタナティブ・ブログ、及び本記事執筆会社に提供されます。


サイトマップ | 利用規約 | プライバシーポリシー | 広告案内 | お問い合わせ