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F1が好きな人ならばベンチュリー効果という言葉を聞いたことがあるかと思います。
ベンチュリ(Venturi)は、流体の流れを絞ることによって、流速を増加させて、低速部にくらべて低い圧力を発生させる機構である。
ベンチュリー効果 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%AA%E5%8A%B9%E6%9E%9C
日常生活を送っていて、ともすれば何も気付かないまま過ぎていく出来事がたくさんあります。誰しも、そんな中で驚きや感動に出くわすと、それを誰かに伝えたいと感じます。
顔を合わせてのコミュニケーションならば言葉や身振り手振りを使いつつ、相手の反応を確かめながらその思いを伝えることができます。しかしブログでの情報発信では、多くを活字に頼っての発信になることと、相手の反応を逐一確かめることができないという特徴があります。
ブログに文章を書く中で、文章のメッセージ性を強めるために自身の経験や、他人の言葉の引用、的確なフレーズなどを付け加える必要が出てきます。普段の会話ではここまで一生懸命になって思いを伝えるということはしませんので、この点にベンチュリの絞り部分の働きである、情報を巻き込む効果があるのではないかと思います。
このことで、ブログに書くための情報のインプットが向上するように思います。ブロガーにも色々なタイプの方がいると思われますが、書くネタはどんどん見つかるのに文章化できない、文章にしてみたけどスカスカした内容でイマイチだ、という方は少なくありません。そういった方はネタ探しに加えて素材探しに躍起になります。自身の主張を補強する素材・材料に対して普段から注意を払います。「ブロガーの目」になるという言葉を聞いたことがありますが、ぴったりの表現であると思います。
いつもならばダラダラと見過ごしてしまうような情報に対しても勘を働かせて、どこか自分の役立つ部分がないかと探すことで自分の周囲の情報を巻き込むことができるのだと思います。
と、言う事をGWに新幹線に乗りながら考えておりました。座席に座っていると騒音を感じないのですが、デッキ部分に行くと風切り音がすごいですね。デッキで子供を寝かしつけるために立っていたのですが、「キーン」という音で戦闘機にでも乗ったかのような気分になってしまいました。その勢いで子供が寝た時に「I have control」とつぶやいてみたり。で、家に着いてから雪風vol4を見てしまいました。当初はブログのラムジェット効果にしようと思っていたのですがこじつけ切れなかったのでやめました。
オルタナティブブロガーの一瀬さんのブログによると、沖縄では資格取得に前向きであるようです。
沖縄で求人をおこなうと、履歴書の資格欄に書ききれないぐらいの資格を持った人がたくさん応募してきます。東京で求人をしても、資格欄があふれる人にはあまりお目にかからなかったので、沖縄の資格取得熱は失業率などと関連して非常に高いようです。沖縄のある専門学校の本部長さんとお話をする機会がありましたが、とにかく資格をいくつ取らせることができるかで、専門学校の存在価値があり、競争に勝ち残れるかだというようなことでした。また、職歴に関しても1年以内の短期の職を経験してきている人が多く、資格と同じように書ききれない人がたくさんいます。したがって転職率も高くなっています。
「島ナイチャーの沖縄探訪」 > もう?海開き : ITmedia オルタナティブ・ブログ
http://blogs.itmedia.co.jp/muneyan/2008/05/post-57ab.html
情報処理推進機構のサイトから情報処理技術者試験の統計情報をダウンロードして、統計局の都道府県別の人口と組み合わせて集計してみました。本当は人口と合格者全員を比較したいところですが、適当な資料がないため2007年の試験に限っての受験者・合格者を集計しました。
沖縄県について言えること
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初級シスアドの県内人口に対する受験者の割合は全国平均より17%ほど多い
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初級シスアドの県内人口に対する合格者の割合は全国平均より30%ほど低い
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基本情報技術者とソフトウェア開発技術者では県内人口に対する受験者・合格者の割合が全国平均より低い
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特にソフトウェア開発技術者の県内人口に対する合格者の割合は全国よりも65%ほど低い
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(初級シスアドの受験者は全国に分散しているが、基本情報技術者とソフトウェア開発技術者については東京周辺の受験者が突出して多い)
初級シスアドの受験者が多いところは専門学校での履修科目になっている事を想起させます。初級シスアドの合格率(受験者数に対する合格者数の割合)で見ると沖縄県は47位。このことも専門学校のコースなので受けた、ということを示しているのかもしれません。沖縄県の初級シスアド合格者の人口に占める割合を都道府県順位で見ると30位です。東京・大阪・名古屋に集中しがちなIT産業の傾向にあって検討していると言えるポジションではないでしょうか。
初級シスアドはどちらかと言うとユーザ側に位置する資格です。IT産業以外のところで初級シスアドを持つ人材がその能力を発揮していけば、他府県より優秀な人材が安価に確保できることをアピールする好材料になりそうです。反対に、IT産業に対して優秀な人材をアピールするにはソフトウェア開発技術者や高度区分の合格者を増やしていくなどの施策が必要になってくるでしょう。
急に高度区分の合格者を増やす事は難しいと思われますので、沖縄5泊6日情報処理技術者試験ブートキャンプを開催して、うっかり住み着いてしまう方を増やすというのはどうでしょうか?
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