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私が所属する健康保険組合から配布された資料を読んでいると、2006年の月間での高額医療費の上位10位が掲載されていました。

1位は月額医療費が2356万7750円とのことです。治療に要した総額は5000万円を超えていました。2位、3位も2000万円を超えており、10位まで1000万円台の後半の金額が並びます。中でも総医療費が30億円を超えているというケースもありました。この方は2007年5月時点での経過ではご存命のようです。他の方は残念ながら亡くなられた方も少なくありません。

このような医療費がかかると普通の家計では負担し切れないと思われるかもしれません。しかしこれほど高額な医療費は健康保険組合が大部分を負担する制度があるため、破産してしまうほどの費用が患者の負担になってしまう事はありません。裏の世界の医者であるブラックジャック先生に執刀してもらったために費用が増大した、というわけでないのであれば保険制度による救済が行われます。

素人判断ですが、これら医療費が超高額になってしまう病気としては血液に関するものが多いようです。最近、B型肝炎やC型肝炎という言葉がニュースでよく聞かれます。B型肝炎とかC型肝炎は血液を介して感染するという性質があるウイルス性の疾患で、日本国内に300万人とか500万人とかいう数の患者さんがいると言われます。これらのウイルスやHIVやHTLVなどの病原体は、輸血に際して様々な検査を実施する事で感染が予防されます。また、血液の代わりになるものは人間の科学力で合成することができません。動物の血液を使う研究もありますが、実用化に至っていません。そういった要因もあり、輸血に用いられる血液や血液製剤は高額です。他にも高額な費用を伴う医療がありますので、それを積み重ねると1か月に数千万円という場合もあるようです。なお、昨年の統計で月額が1000万円を超過したのは116件だったということです。年間18億枚と言われるレセプト総数からすれば極めて少ない件数と言えるでしょう。

医療にかかるコストの一部を自己負担することは、健康はタダではないということを国民の1人1人が自覚するという目的もあると言われます。誰もが不健康にはなりたくないものですが、生まれてから死ぬまでいつでも病院が無料だったとしたら、多少は不摂生をしてしまうという人がいるかもしれません。医療がタダではない現状ですら、メタボリックシンドロームのように心がけ次第で予防することができる疾患が無くなりません。高額医療費の発表は自分の健康を見直す良いきっかけになるのではないでしょうか。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

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