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アジア杯の準決勝、日本対サウジアラビアを見ていました。
1点先行されたのでテレビから目を離してPCに向かったところ、
まもなく同点になりました。少しネットを見ていたら、
ネットのニュースで2対3になっていました。

試合の行く末がどうなるかは置いておきまして、
サッカーの選手はコミュニケーションが上手であるように思います。
サッカーグラウンド上では観客の歓声により
音声では十分なコミュニケーションが取れません。
そのような状況化でノンバーバルな手段により
100メートル×70メートルものグラウンド上に
パスを巡らせる事は、シュートやドリブルの技能以上に
職人芸的であると思います。

代表戦を見ていて以下の3つのコミュニケーションについて
考えてみました。

<仲間 to 仲間>

相手がこちらの言語を理解していなければ、
音声によるコミュニケーションが可能です。
そうでない場合、「たかはらー!センタリングいくぞー」
などと叫ぶと作戦がバレてしまいます。

指差したり、大きく顔を向けることは同じく作戦がバレますので、
アイコンタクトや「阿吽の呼吸」により意識を共有する必要があります。
コーナーキックの際に、ゴール前の選手とキッカーの選手の間で
真剣な眼差しが交わされますが、あれできっと「俺に蹴ってくれ」とか
「お前に蹴るぞ」と伝えているのではないでしょうか?

なお、キーパーは全身を使って指示を送っています。
テレビ中継のマイクが声を拾っていなくても、身振り手振りだけで
「『左サイドもっと上がれー』って言ってるのかな」と思うほど
わかりやすいボディーランゲージなのですが、あれは敵にばれても良いのでしょうか。

なお、オシム監督は母国語で指示を飛ばしているそうですが、
アジアカップを戦う限りではそれが相手選手にそのまま理解されることはないでしょう。
通訳の方は喉が商売道具なのに大声で叫ばねばならず、大変だと思います。

<自分 to 敵>

敵の指示を見破り、行動を先読みします。
こちらの言葉が相手にわからない場合は、
相手の言葉をこちらも理解できないでしょう。
事前に選手のデータや敵が得意とする作戦を
十分に分析しているとは思いますが、
当日にどのような作戦で来られるかはわかりません。
試合の早い段階で敵の作戦を見抜き、どの選手に対して
多くの注意を向けるべきか、などを解読する必要もあるかと思います。

パスだと思わせてドリブルしたり、
ドリブルすると見せかけてミドルシュートするには、
相手に「誤った意思を伝える」という意味で
高度なコミュニケーションであると思います。
マークにつかれた時に少し走るのをやめて
2,3歩ほど歩いたところで猛ダッシュするなどして
マークをはずしていたりします。
特にフリーキックやPKで相手を欺こうとしているところは
見ていてとてもおもしろく感じます。

自分がドリブルしたり、ルーズボールを拾いに行っている際に
敵の気配を背中で感じ取るということも必要です。

<自分 to 審判>

主にファウルをアピールします。が、やりすぎるとこっちがファウルになります。
そこは審判の顔色を伺う必要があります。
ヨーロッパや南米の選手はアピールがおおげさな人が多いと思います。
日本でも外国でプレイした経験がある選手はアピールが積極的であるように感じます。

ボールがラインアウトした場合、「いやいや、今のはこっちボールだろ」
という雰囲気を出しつつ、さりげなくスローインの姿勢に持ち込んだりします。
それに騙される審判はいないように思いますが、よくやられていますね。
こちらも南米のクラブの選手はしつこいくらいやっているように思います。

何年か前にオフサイドの判定が変わり、オフサイドラインより高い位置にいても
プレーに絡まない選手ならばオフサイドになりません。
パスが通った瞬間に、オフサイドラインよりも高い位置にいても
「いや、たまたまここに居ただけっすよ」というような感じでそっぽ向いていれば
オフサイドになりません。
オフサイド判定を潜り抜けやすいリアクションというものはあるのでしょうか?
(スパイクの紐を結び直しているフリをするとか?)

 

などなど、見ていて勉強になりました。
日本は残念ながら負けてしまいましたね。
それでもだんだん強くなってきているように思います。
これからもガンバレ日本。

yohei

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山口 陽平

山口 陽平

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